こんにちは、おらプラです。
ラッカー塗料をやめて、水性塗料でプラモデルを作っています。
水性塗料は各社から出ていますが、私は「ファレホ」という塗料が気に入り、愛用しています。
そのときに便利なのが「ウォーターパレット」という道具です。
水性塗料が乾かずに長く使え、1つあれば何色も同時に使える便利なものです。
販売もされていますが、原理は簡単なものですので、自作することが出来ますよ。
水性塗料を使っていて、ウォーターパレットを使っていない人、ぜひ作ってみてください。
めちゃくちゃ塗装がはかどります!
ウォーターパレットとは?
ウォーターパレットとは、その名の通りパレットです。
塗料を出したり、薄めたり、混ぜたりするあのパレットです。
ウォーターと付いていますが、中に水が入っていて、適度な水分を塗料に供給してくれるんです。
ラッカー塗料も水性塗料も乾燥が早いので、使っている間にもシンナーなどで濃度を調整しなければいけません。
濃度が上がってベトベトになってくるのを、シャワシャワにしながら使うわけです。
ラッカーの場合はシンナーを足すしかないのですが、水性塗料の場合はこのウォーターパレットが解決してくれます。
パレットの水分が「自然に」「適度に」供給されて、長い間シャワシャワのまま使えるんですよ!
ウォーターパレットのメリット
ウォーターパレットにはメリットがいくつかあります。
塗料が乾きにくい
まずは上に書いたとおり、塗料が乾かず長い間使い続けることができることです。
この1点だけでも、ウォーターパレットを使う理由になると思います。
いつもキレイなパレット
普通のパレットでは、パレット自体を定期的にキレイにする必要がありますよね。
ラッカー塗料にはわざと混ぜながら行う塗装法もありまして、その場合はパレットや塗料皿を洗わずに使う場合もありますが・・・。
ウォーターパレットは、1番上の紙(詳しくは後述します)を交換するだけ。
汚れたら紙を捨て、新しい紙を敷くだけなんです。
ウォーターパレットはいつもキレイなんです。
何色も同時に出せる
パレットですから、何色も同時に出しておいて、塗装することができます。
「赤を塗って乾くのを待つ間に、青を塗るとするか」
という場合、赤も青も出しておいて、交互に塗ればいいのです。
乾燥が遅いので、それが可能なんです。
作業中断も可能
ウォーターパレットにフタをすると、水がなくならない限り、ある程度塗料を保存できます。
ですから、
「ちょっと小一時間休憩するか」
「用事に出かけて続きはあとで」
という場合に、フタをするだけで作業が中断できるんです。
塗料が水分を吸いすぎる場合もありますが、私は翌日でも使うことが多いです。
ウォーターパレットの作り方
それでは、そんな便利なウォーターパレットを自作する方法を説明します。
準備するもの
- フタ付きのタッパー
- 台所用スポンジ
- クッキングペーパー
- クッキングシート
すべて100均で買えますから、400円で完成です。
作り方
まずは、タッパーにスポンジを入れます。
大きさはハサミで切るなどして調整してください。
水の量は、スポンジの上面より下なら大丈夫です。
私はスポンジの厚さの半分位を目安にしていますが、あまり神経質になる必要はありません。
そうしたら、スポンジの上にクッキングペーパーを敷きましょう。
クッキングペーパーは台所で水や油を吸い取るために使う厚めのペーパーですので、スポンジの水分を吸い取って濡れていきます。
そして、最後にその上に、クッキングシートを敷きます。
これで完成です。簡単ですよね。
クッキングシートはシリコンでコートされていて、フライパンで何かを焼く時にくっつかないようにするものです。
この上に塗料を乗せるのですが、適度な水分を吸い上げつつ、塗料は下に溶け出さないという仕組みです。
クッキングシートがないと、塗料はどんどん下へ染み込んでいき、なくなってしまいますよ。
それを知ってるということは・・・
ええ、やりましたよ。シート忘れて塗料を無駄にしましたよ
パレットをキレイにしたいときは、一番上のクッキングシートを捨てて、新しいものに変えるだけです。
ウォーターパレット作ってみては?
水性塗料を使っている人には、絶対にオススメしたいウォーターパレット。
これを使う前は、塗料皿に出した塗料がすぐに乾くので、薄めては塗り、薄めては塗り、面倒でした。
とくに私のような初心者は、じっくりと腰を据えて、慎重というか遅いので。
それが今では、塗料の乾燥のことは頭になく、ただ塗ることだけに没頭できます。
上で書いたように、他にもメリットは多くて、しかもデメリットはなし!
買ってもいいけど自作もかんたん。
使わない理由はありませんよ。
ジオングは脚がなくても力は変わらないけど、水性塗料はこれがないと戦力ダウン!
その後、自作ウォーターパレットを長く使い、製品版をテストしてみた比較結果をこちらに書いています。合わせて読んでもらったほうがいいです。