こんにちは、おらプラです。
プラモデルにスミ入れをする時に、どんなものを使っていますか?
スミ入れ用の塗料や、エナメル塗料や、ウェザリングカラーなどが一般的でしょうか。
私もその一人ですが、正直あまり得意ではありません。
水性塗料ファレホで塗装しているので、基本的にツヤ消しなので、スミ入れのはみ出しが汚くなることが多いのです。
光沢コートで解決することはわかっているのですが、ちょっと面倒なときもあります。
そういうときに、コピックモデラーというスミ入れ用のペンを使うことにしました。
似たものにガンダムマーカーがありますが、あらゆる面でそれを上回る使いやすさです。
詳しくレビューします。
塗装を溶かさず、とっても細く、シャープなスミ入れが簡単になりますよ。
コピックモデラーとは?
「コピック」にはプラモデル用がある
そもそも、「コピック」というアルコール塗料のペンシリーズがあります。
デザイン業界、イラスト、ファッションなど、いろいろな分野で幅広く使われているものです。
ものすごく色数が多くて、用途別に様々なシリーズがあるすぐれものです。
その中にひっそりと「コピックモデラー」というプラモデル用のペンがあるのです。
コピックはアルコール塗料なので、基本的にプラモデルの塗装の上には使えません。
スミ入れ専用ペン
2021年現在、コピックモデラーはスミ入れ専用ペンです。
プラモデルのスミ入れペンと言うと、筆ペンタイプ(ガンダムマーカー筆ペン、リアルタッチマーカーなど)と、極細のペン先で書き込んでいくタイプ(ガンダムマーカースミ入れ極細など)に分けられます。
コピックモデラーは、極細のペン先で書き込んでいくタイプです。
極細0.02mm
コピックモデラーは、0.02mmという圧倒的な細さのペンです。
このペン先で、プラモデルのモールドやスジ彫りにスミ入れをするわけです。
塗料を流し込むのではなく、なぞって書き込む感じになります。
2色だけ
色数は少なく、「ブラック」と「ウォームグレー」の2色だけです。
もっと増えてくれると嬉しいんですけど。
ガンダムマーカーとの違い
スミ入れ用のペンと聞いて、一番メジャーなのはクレオスさんから販売されているガンダムマーカーのスミ入れペンだと思います。
ところが、この2つには大きな違いがあって、それを説明します。
圧倒的な細さ
コピックモデラーはガンダムマーカーより圧倒的に細いです。
ガンダムマーカーは約0.05mmとされていますが、コピックモデラーは0.02mmです。
どちらも細いと思うかもしれませんが、実際塗ってみるとガンダムマーカーは太く感じます。
水性なので塗装を溶かさない
これが一番違うところですが、ガンダムマーカーはアルコール性なのに対し、コピックモデラーは水性です。
アルコール性塗料は、プラモデルに使う一般的な塗料は全て溶かしてしまいます。
⬇詳しくはこちらをどうぞ。
コピックの他のシリーズは前述の通りアルコール性なのですが、コピックモデラーだけは水性塗料なので、他の塗料を溶かしません。
ガンダムマーカーは、塗装しないでスミ入れだけする場合にしか使えないというわけです。
比較表
特徴を表にまとめてみました。
ガンダムマーカー | コピックモデラー | |
細さ | 0.05mm | 0.02mm |
塗料 | アルコール性 | 水性 |
色数 | 3色 | 2色 |
用途 | プラに直接のみ | 塗装の上でもOK |
使用レビュー
私はまだまだ使い込んでいないのですが、いくつか試してみましたので様子をどうぞ。
ランナーで
スジ彫りへのスミ入れではありませんが、パーツの凹凸をふちどる場合のテストとして、ランナーでやってみました。
EGガンダムで
このEGガンダムは、もともと成型色で色分けされていて、塗装をしていません。
コピックモデラーの使い勝手を知りたくて、買ってきて組み立て、スミ入れをやってみました。
プラの上から直接書いているので、この場合はガンダムマーカーでも良いのですが、やっぱり細さが違います。
ガンダムマーカーだと、パーツの継ぎ目なんかが太く、野暮ったくなってしまうんです。
FGガンダムで
以前ファレホで全塗装したFGガンダム(何でもやってる実験台として使用中)を引っ張り出してきて、比較的キレイなビームサーベルの部分にスミ入れしてみました。
水性なので、当然ファレホは溶かしません。
ミスしなければはみ出さないので、ファレホなどのツヤ消し塗装(ザラザラ表面)でにじむことがないのがとっても便利。
ファレホへのスミ入れとして、解決法の1つかもしれませんね。
コピックモデラーは便利ですよ
プラモデルにスミ入れするためのペンは、いくつかあります。
コピックモデラーは極細のペン先で書き込んでいくタイプですが、そのなかでは一番便利なものだと思います。
水性なので下地の塗装を溶かさず、0.02mmという圧倒的な細さで描き込みやすく、シャープなラインが描けます。
とくに、ツヤ消し塗料のザラザラした塗装面は、スミ入れ塗料がにじんで拭き取りにくく、汚いという問題がありますが、そういうときにはこのペンタイプがとっても便利です。
私はファレホで塗装しているので、キレイにスミ入れするためには、このコピックモデラーはひとつの解決策になっています。
これがあるとないとでは大違い!
欠点としては、なかなか在庫が少ないことなので、見かけたら買うようにしています。
ガンダムマーカーとは似ているようでぜんぜん違うコピックモデラー、おすすめです。