こんにちは、おらプラです。
30年ぶりにプラモ作りを再開して、ほとんどガンプラばかり作っています。
でも、時々他シリーズのプラモデルを作ると、ガンプラとは違った魅力があって新鮮でおもしろいものです。
今回は、子供の頃に憧れだったマシーネンクリーガーをもう一度作りたくなって、2体目を作ります。
デザインが格好良くて、作りながら「ほえー」とか「はあー」とか言いながら作れるのが楽しいんです。
今回選んだのは、【プラウラー】というキットです。(1体目はフリードリッヒ)
もともと別キット(ファイアボール?)に追加パーツをセットにしてあるので、いろいろなバリエーションで組み立てるキットのようでお得感があります。
今回は偵察機のプラウラーを、攻撃型として組み立てることにしました。
今回もファレホ筆塗り塗装で作ってきますが、戦車の時にやってみた油彩ドッティングによるウェザリングにも挑戦してみました。
最後までお付き合いください。
製作方針【1/20マシーネン プラウラー】
キット
1/20プラウラーは、マシーネンクリーガーの世界では、傭兵軍側(対するはシュトラール軍)の兵器?です。
私の乏しい知識ですが、通常のファイアボールという機体に、増設燃料タンク(背中の白い筒)やレーダー(背中左右の黒い筒)を追加してある設定のようです。
ファイアボールのキットに、左腕一式などの追加パーツで構成されているので、
いろいろなバリエーションに作り上げることができる
というお得なキットです。
製作方針
プラウラーの左腕をレーザー砲(ファイアボールのもの)に変更して、攻撃型プラウラーとして製作することにしました。
「付いてるパーツは色々使ってみたい」
という貧乏精神で、右腕と左腕の違いも楽しめますし、背中へ伸びるチューブなども使うことが出来ます。(このため、後々改造の必要性に迫られることになりました)
今回も水性塗料ファレホの筆塗りでやりますが、ウェザリングは戦車のときにやってみた油彩ドッティングをやってみます。
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
タミヤ・ピンバイス(&ドリルセット)
プラウラー開封
前回フリードリッヒを作ったときにも驚きましたが、パーツのディテールがとても細かくてワクワク感があります。
ガンプラより戦車に近いなと感じます。
小さいはずなのに、パーツ数は案外多いですね。
マシーネンには考案者の横山宏先生デザインのデカールが付属していますが、どれもカッコいいです。
私は説明書通りにしか貼りませんが、残ったデカールはいつか使いたいと思いつつ、上手に活かせる自信がなく、結局手つかずで保存してあります。
もともとのキットに付属していたものもあるので、フィギュアは2体分ついています。
攻撃型での組立て開始
胴体の組み立て
組立て開始です。
まずは胴体部を組立てていきます。
このキットは操縦者が搭乗する時に開閉するようには出来ていません。
フィギュアも首から上しか着いていないので、搭乗後の状態でしか組み立てできないはずです。
でも、胴体を組立てていてわかったのですが、操縦席を自作したい人が改造しやすいような構造になっています。
左右の装甲がなぜかヒンジで開きますし、卵型の胴体も前後でパーツ分けされているんですよ。
私には手の届かない世界ですけど、こんなことまで考えられているマシーネンの世界に感動します。
なんだか、上級者が作るプラモの世界に仲間入りした気分(笑)
マシーネンのキットには前回もありましたが、ピンバイスで穴を開ける必要があります。
どこに開けるかは、説明書でも指示されていますし、パーツにも位置がわかるような工夫がされているので安心です。
上のパーツは、腕のレーザー砲から伸びるパイプがつながる部分です。
プラウラーには使わないのですが、今回は攻撃型で組み立てるので、これを付ける場所も穴をあける必要があります。(ちゃんと目印あり)
当然説明書には書いていないので、ネットのイラストなどを参考にしています。
ところが、これが後で問題になりました。(後述)
このパーツがじゃまになって、プラウラーのレーダーが取り付けできないんです。
この時はまだ知らず組立ててます。(その様子はのちほど)
卵型の胴体の後部、タンクなどが付くところに、四角い穴をあける必要があります。
これも穴あけと同じく、ちゃんと目印があるので、デザインナイフで簡単にカットできました。
背中には合わせ目がありますので、しっかりと接着してあとで消します。
卵型の装甲をしっかりと圧着したくて、クリップと輪ゴムで固定しました。
胴体前面のパーツも、なんともいえない曲面で出来ていて、指で触ると気持ちいいですよ。
ここにも、ファイアボールにはない突起(おそらくカメラ?)を付けるために、穴あけをします。
魅惑の背中
背中のエンジンやバーニアを組立てていきます。
こんなに大きいバーニアが1パーツで出来ていて、しかもディテールが細かいんです。
プラウラーはファイアボールより燃料タンクが多いです。
「偵察機は遠くまでいけるように」
ということだと思いますが、こういう細かい設定は、飛行機や戦車を作っているようです。
フィクションなのに、リアル感があるのはこういうところでしょうか。
手足について
マシーネンのプラモデルは、あまり可動域がありません。
ガンプラと違って、ポーズを変える楽しみはあまりないですが、そのかわりに関節がシンプルで、塗装の塗り分けなど考えずに作れます。
マシーネン好きな人のなかには、関節はパテなどで固定ポーズにして作る人も多いみたいです。
前回のフリードリッヒの時にも感じましたが、指が全部別パーツで、とても立体感があります。
動くわけでもなく固定式ですが、とても躍動感のある姿で出来上がりますよ。
さて、上の写真は本来の左腕のパーツになります。
左右同じ腕なんです。
レーザー砲タイプの腕も作りたくて、今回は攻撃型にするわけです。
ところが私は、もともとのファイアボールの作りを知らないのです。
だからまずは、こうやってプラウラー用のパーツを切り出して、横によけておき、
「余ったパーツがファイアボールの腕(攻撃型の腕)だな?」
と推測しながら作っていました。
1回作ったので、次からはわかると思います。最初は迷いました
問題発生!パーツがつかない
さて、ここでプラウラーの特徴のひとつ、背中左右の黒いレーダーを付けようとしましたが、なんと、パーツが重なってしまうことに気づきました。
本来のプラウラーには、先ほどつけた四角いパーツ(レーザー腕からのパイプがつながる)がないので、両方付けようとすると重なってしまうのです。
この問題は後回しにして、とりあえず組立てを続けることにしました。(解決法は次回の改造で)
胴体の全体が見えてきた
胴体のパーツを組み合わせると、なんとも可愛らしい姿が出現です。
肩当てもつけると、ガンダムのハロっぽくないですか?
ハッチを開けるとコックピットがあります。
まだ接着はしませんが、背中のエンジンとバーニアを付けてみました。
背中の下部のほう、合わせ目がうまく消せず、パテを塗ってヤスった跡が見えると思います。(グレーのところ)
プラウラーには円筒形のパーツが多い(レーダー&燃料タンク)ので、ヤスリがけは勝負所と思って頑張りました。
まあ、神ヤスを使えば簡単でした。
自分では、あわせ目消しが上手に出来るようになってきたと思っています。
レーダー取り付け問題は解決していませんが、とりあえず形になりました。
次回は小改造と組立て完成です
組立ての続きは、いくつかの改造を行いながら進めていきます。
- 背中のレーダーの取り付け問題
- 頭上のアンテナを真鍮線で
- 脚部のパイプを追加する
- 背中のエンジン廻りにパイプを追加する
レーダー以外は、マシーネンでは定番とされている改造なので、お手本がネットにたくさんあるので、参考にさせていただきました。
みんな上手すぎてため息しか出ません。
次回は、改造を施す様子と、組立ての完成まで書きます。
どうぞお付き合いくださいね。