こんにちは、おらプラです。
初心者がマシーネンのプラモデルを作る。
前回は、今後に便利な後ハメ加工と、真鍮線を使ったアンテナの小改造を行いました。
次は筆塗り塗装に入る前の、下地を準備します。
今回は塗装の下地として、サーフェイサーをスプレーして、さらに胡粉(こふん)ジェッソというものを使ってみます。
プラスティックに直接塗装するよりも、面白い表面になるので挑戦です。
どうぞ、お付き合いください。
使った道具
ヘッドルーペ
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ファレホ・ホビーペイントスプレー(黒)
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![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/kohunjesso099-160x90.jpg)
水性塗料ファレホ(フィールドグレー)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/varejo099-160x90.jpg)
自作ウォーターパレット
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/waterpa099-160x90.jpg)
今回行う塗装下地は3段階
今回、塗装の下地は3段階行います。
- サーフェイサースプレー
- 胡粉ジェッソ塗り
- 下地色の塗装
です。
その都度、その下地の意味合いなども書いていきます。
初めてのマシーネンというジャンルのプラモ製作なので、私自身よくわからずにやってみたのですが、効果の雰囲気が伝わればいいなと思います。
第一段階サーフェイサー
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パーツを洗っておきました
パーツの合わせ目をヤスリで消すと、パーツが粉まみれになりますので、洗面器に入れて軽く洗っておきました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4195.jpg)
100均の持ち手棒
サーフェイサーのスプレーをする時に、手などが汚れてしまうので、100均の持ち手棒(?)を使って、各部分ごとに準備しました。
ネコの手 などと呼ばれて、プラモデル専門メーカーから発売されていますが、100均にもありますし、amazonなどで安価なものもあります。
私はエアブラシやスプレーでは塗装せず、時々使うだけなので安物を買いました。
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表面が統一されるので見た目が気持ちいいですね
サーフェイサーをスプレーすると、プラスティックの色が統一されて、凹凸などがわかりやすくなります。
俗に「サフ萌え」というらしいですが、たしかに、
「このまま飾るのも一興」
と思えるほど、きれいな感じがします。
もちろん、サーフェイサーには役割があって、
- パーツの凹凸をチェックしやすい
- 下地色が統一される
- 塗料の食いつきがよくなる
などの効果が期待できます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4204.jpg)
合せ目消しが失敗してたのでパテで修正
消したはずの合わせ目が見えていたので、そこにパテを盛り付けて修正します。
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パテを塗って乾いてからヤスる
薄くパテを塗りつけて、乾いてからもう一度ヤスって合せ目を消します。
今回、接着剤のムニュッが少なくて、うまく消せていませんでした。
あとで修正するのは面倒だったので、1発で消せるようになりたいものです。
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ファレホの筆塗りサーフェイサー
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4192-1.jpg)
使い分ける必要はなかったのですが・・・
ファレホをセットで買った時に付属してきた筆塗り用のサーフェイサー(白)があったので、フィギュアの顔を筆塗りしてみました。
今回、とくに使い分ける必要はなかったと思いますが、お試しです。
第二段階胡粉ジェッソ
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胡粉ジェッソってなんだ?
さて、次は胡粉ジェッソという物を塗ってみます。
ネットでマシーネンの作り方を調べているうちに見つけたもので、その作品がすごく好みだったので使ってみることにしたのです。
ツルツルのプラスティックに塗装すると、当然ツルツルになります。
「鋳造表現」とも言われるのですが、パーツにわざと凸凹を付けることで、リアリティを生み出す手法があります。
薄く溶いたパテを塗りつけたりするのですが、この胡粉ジェッソを塗ると、同じような効果が簡単に得られるということです。
激しい凸凹の溶きパテ、マイルドな凸凹の胡粉ジェッソと使い分けるみたいですよ。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4224.jpg)
ねっとりとした白いクリーム
塗り方は簡単で、筆にとってプラモに塗りつけていくだけです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4227.jpg)
大丈夫かなと不安になる
胡粉ジェッソは細かい粒子が混ざったクリームのようで、塗るとザラザラしています。
筆ムラなどは気にせず、適当に塗りつけていくだけでOKです。
むしろ、ランダムで変化がある方が面白いのかな?と感じました。
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不安半分、でも面白いですよ
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全部塗り終わってしまった
「はたして、これでいいんだろうか?」
と不安に感じながら、全体に塗っていきました。
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この凸凹がどういう効果になるのでしょう?
効果の程は、この時点では未知の世界。
第三段階下地色
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下地には暗めの色がいいみたい
最後に、下地となる色を全体に塗っていきます。
今回はフィールドグレーという色を選んで塗っていきますが、これは最後には見えなくなります。
「じゃあ塗る意味あるの?」
と思いますが、戦車などでは一般的な塗装方法らしいです。
ガンプラではあまりしませんよね?
色を塗り重ねれば塗り重ねるほど、塗装に現実味がまして、「深ーい」色になるということらしいです。
実のところ、私にはまだ違いがわかっていません。
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下地色なので筆ムラ関係なし
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適当に全体を塗るだけです
ここで、
「胡粉ジェッソを塗ってからサーフェイサーすれば、黒だし下地塗装にもなったのかな?」
と疑問に思いました。
それでも良かったのか、サーフェイサーで凸凹が消えてしまうのか、どうなんでしょう?
またそのうち実験してみます。
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白いところがなくなるまで
胡粉ジェッソの白いのが見えなくなるまで、ペタペタと塗り重ねていきました。
ものすごく筆ムラあります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/OVRD4241.jpg)
たしかに凸凹感あるかも!
でも、その筆ムラが気にならないほど、パーツ表面が胡粉ジェッソで凸凹です。
「筆ムラが気にならない効果もある?」
と思いました。
塗装下地を終えて
ガンプラでやってきた塗装は、
「いかにツルツルに、美しく仕上げるか」
というものでした。
今回、マシーネンを作るに当たって調べたことは、それとは違うものでした。
「ザラザラはリアル感を生む」
なんて、嘘のような話です。
完成後にこの記事を書いていますが、実際はとてもハラハラしながら作業していました。
胡粉ジェッソの効果、お楽しみに。
私は今度、
「ガンプラにも胡粉ジェッソ使ってみようかな?」
と思いました。
次回は、筆塗り塗装をしますが、筆塗りでの迷彩塗装という挑戦です。
どうぞお付き合いください。