二度切りとは?
「プラモデルのパーツを切り離す時は、2度切りするといいよ!」
と初心者向けにアドバイスされます。
その「2度切り」とは、パーツを切り離す時に、
「いきなりパーツギリギリを狙って切るのではなく、あえて離れたところを1度切り離し、2度目(以降)でパーツギリギリを切ること
です。
2度切りのメリット
2度切りすると、どうしていいのでしょうか?
切断面が白化しにくい
まず第一に、切断したところが白化しにくく、パーツをきれいに切り離せることです。
一度ランナーから切り離し、(このときはパーツに余分なものが大きく残りますが・・・)、それから余分な場所を切ることで、パーツに変な力が加わりにくいのです。
【プラモデル基礎用語】白化(はっか)「美白じゃないからね」
プラモにおける「白化」とは?
プラモデル用語の「白化(はっか・はくか)」は、本来白くないプラスチックが、白く変色してしまうことをいいます。
女性は「美白」を目指すものらしいですが、モデラーは白化はさせたくない、避けたい現象で...
パーツをえぐってしまうことを防ぐ
また、パーツギリギリをニッパーで切り落とすと、ニッパーの刃がパーツ側にめり込んでしまうことがあり、その結果パーツの切断面がえぐれてしまうのです。
そこで、2度目以降、パーツに近い場所ほど慎重に少しずつ切っていくことで、パーツ本来の形のまま切り離すことが出来ます。
削り落としていくことは比較的かんたんですが、えぐれてしまったパーツは修正が大変ですからね。