全塗装するのに高級ニッパーを使う意外な理由「白化関係ないのに?」

初心・初級者
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こんにちは、おらプラです。

プラモデルを作るのに欠かせない必須の道具の1つニッパーですが、入門向けから高級品までたくさん売ってます。

5000円を上回るという高級ニッパーは、パーツを切り離す時に白化しないで美しく切断できるという触れ込みです。

そのニッパーに関することで、私がずっと不思議だったことがあります。

「どうせ全塗装する上級者たちが、なぜ高級ニッパーで白化を防ぐ必要があるの?」

ってことです。

気になっていろいろ調べてみました。

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高級ニッパーの特徴

入門用のニッパーが1000円以下で買えるのに、高級ニッパーは5000円を超えるものが少なくありません。

私の疑問の前に、簡単に高級ニッパーの特徴を書き出してみますね。

いいところ

  • 鋭い切れ味で切り口が美しい
  • つまり白化しにくい

悪いところ

  • 刃が繊細で破損しやすい
  • 太い箇所など切る場所に注意が必要

つまり・・・

白化しちゃってますが

つまり高級ニッパーがプラモデル製作においてどのように有効なのかといいますと・・・

「切断面がキレイで白化しにくいから、塗装をする前でもパーツが美しい」

ということなんですね。

塗装しない派の人にとっては、パーツの白化ってとても邪魔ですし、なるべく防ぎたいことです。

なので通常、2度切りをしたり、デザインナイフで削ったりして、丁寧に工作するわけです。

でも、「どうせ全塗装が当たり前」という人なら、パーツの白化なんて気になりません。

ゲート跡は飛び出ていようが、白化していようが、最後にヤスリを掛けて平らにしたあと、塗装ですべて覆い隠してしまうのですから!

塗装すれば見えなくなるし・・・って思います

これも白化してますが

塗装すれば見えなくなるので

全塗装するのなら、それがたとえヘタでも、ゲートの白化なんて気にならないのです。

塗装の上手下手は関係ない。

「なのになぜ!上級者は高級ニッパーを使うんだ?」

これが私の長年(といっても数年だけど)の疑問だったんです。

おらプラ
おらプラ

ちなみに私はタミヤさんの薄刃ニッパー使ってます。中級品ですが正直これ以上要らないという実感です。

タミヤの薄刃ニッパー比較「先細タイプの良いところ悪いところ」
タミヤの定番にして万能な薄刃ニッパーは初心者から上級者まで使えるすぐれもの。通常タイプと先細タイプがありますが、どう違うのでしょう?初めて買うならどっち?先細はどこに使う?先細の短所は?疑問にお答えします。

理由はたった1つ「まさか・意外・やっぱり」

もしかすると、ゲートの白化とか以外に、高級ニッパーだといいところがあるのだろうか?

私が知らないだけで?

調べた動機はただひとつ、もし自分の知らない長所があるのなら私だって使いたいから。

これだけみんなが使ってて、しかもどんどん「さらに切れる新製品」が出続けているのだから、なにか秘密があるに違いない!

ところが・・・!

私の調査では、なんと理由はたった1つ。しかも「まさか」「意外」な理由でした。いや、ある意味「やっぱり」という一面もありますが。

上級者が全塗装するのに高級ニッパーを使うのは・・・

「パーツを切るとき気持ちいいから」

というだけでした。

美しいとか白化とか全く関係なく、ただ切る感触がいいから使いたいだけ!

たったそれだけ!

破損しやすかろうが、高価だろうが、ただ切る感触がいいから使う!

もっと切れ味良いもの出たら、それも買う!

ある意味、論理的な理由なんてそこには必要ないのでした。

「プラモデルってニッパーでパーツを切るんだから、気持ちよく切りたいじゃない?当たり前でしょ?」

いや、わかります。私もモデラーの端くれですから(笑)

バチンッと切るより、ニュルリと切りたい。

それは気持ちいいに違いない。間違いない。

プラモデルは趣味の時間だからネ。気持ちいい時間を過ごしたいというのは当たり前かもしれない。

白化防止とか建て前だから!(笑)

上級者が、動画やサイトでやたらと高級ニッパーを勧めてきます。

本人も愛用しているわけで、そこに嘘はないでしょう。

ただ、「白化防げるよ」なんていうのはオススメする建て前で、彼らの本心は違いますからね(笑)

初心者の皆さん、私のように「高級ニッパーには特別な何かがある」と思い悩むのはやめましょう。

あ、もちろん素組派の人は白化防止は立派な理由なので、使う価値は十分あります。

塗装する人ならば、高級ニッパーの幻想は気にしないほうが身のためです。

「いや、自分も気持ちよく切りたい!」

というのなら、止めはしませんけどね。