こんにちは、おらプラです。
プラモデル製作で、私は筆塗り塗装を楽しんでいます。
最初は、
「筆なんて違いあるの? 太さとか種類は違うけどさ」
と考えて、タミヤの3本セットを買って使っていました。
でも、それから少しずつ本数が増えていって、今ではなんと13本。
1本1000円以上する高級品も買いましたし、3本で100円という激安筆も使っています。
「全部高級品で揃えるのがベスト?」
なのかといえば、そうではないと思います。
「激安の筆のほうが、いい時がある」
安物のほうがいい場面と、高級品に出番を願う場面。
あくまでも私の場合ですけれど、それぞれの使い方と使い分けについて書いてみます。
主に使っているタミヤのモデリングブラシの違いも合わせて解説しますね。
私の筆は全部で13本
今現在、私が使っている筆はこの13本になります。
100均の筆が7本、タミヤHFブラシセットが3本、タミヤHG平筆が1本、タミヤPROⅡ筆が2本です。
3本で100円から、1本で1300円まで、値段もさまざまです。
「高級品買ったら、安物は用無しか?」
といえばそうじゃなくて、それぞれ活躍する場面があります。
使用頻度でいえば、主力はタミヤHFが一番ですね。
それでは、それぞれどのように使っているか、使い分けを紹介します。
100均筆たちの使い方
100均で「3本100円」という激安で売っている筆セットです。
太さの違う3本がセットになって、面相筆、平筆で売られていました。
現在7本あるのは、ダメになって買い足しもしているからです。
これらは模型用として売っているわけでもないもので、おそらく毛は樹脂製です。
基本的に塗装には使っていません。
ヤスリがけのカス落とし
⑤と⑦は、ハサミで毛を短く切って、ヤスリがけをしたあとのカスを取るのに使っています。
毛を短くするとコシが強くなるので、ササッと削りカスが取れて便利なんです。
安物ならではの毛の硬さがいいんです。
毛を痛めやすいものに
その他は、筆が痛みやすいものを塗る時に使っています。
サーフェイサーやプライマーなどですね。
あと、油絵の具でドッティングするときにも使っています。油絵の具は筆を痛めやすいと聴いたからですが、正確にはわかりません。
奥まったところなどをガシガシ
戦車の履帯の奥の方など、
- 無理やり筆を突っ込んでガシガシやるところ
- 筆ムラなんて関係ない、ただ色が付けばいいところ
などには、こういう安物の筆が気兼ねなく使えていいです。
筆先がどんどん広がってしまうので、主力を投入するにはもったいないんですよね。
タミヤHFブラシセット3本の使い方
最初に買った筆が、タミヤのモデリングブラシHFスタンダードセットでした。
よく使う筆が3本セットになっていて、ほとんどの塗装がこれで出来ました。
今でも一番良く使うもので、かなり毛先などが広がってきていますが、まだ現役です。
3本で770円ですから、初めて買う筆として、これ以上はないんじゃないでしょうか。
私はメインの塗装はこれでやっています。
とくに②の細めの平筆は、ほとんど面相筆のような太さなので、かなり幅広く使っています。
タミヤHG平筆の使い方
私にはもったいないのですが、高級筆も使わせてもらってます。
①のHG平筆を買ったのは一番最近なのですが、
「高級な平筆はどんな使い心地なのか知りたい」
という興味本位でした。
使ってみると、毛の柔らかさがHFとは全然違いました。
「気持ちええ~」
筆を塗料に付けた時に、含む塗料の量が多いようで、一筆で塗れる面積が広いのに驚きました。
力を入れずにそーっと優しく塗ると、しなやかーに動いてくれます。
おもに、ウェザリングをしない予定の、筆ムラが目立つような場所を選んで使っています。
貧乏性でまだケチケチ使っていますが、そのうちこれがメインの平筆になると思います。
タミヤPROⅡ筆の使い方
私が一番最初に買った高級筆は、タミヤモデリングブラシPROⅡの超極細面相筆でした。
ガンダムの顔をキレイに塗り分けたくて、「一番細い筆はどれだ?」と探して買ったのでした。
超細かいところを塗るのには、太い筆では塗れない自信があったからでした。
おかげさまでうまく塗ることが出来ましたが、そのときは、
「細い筆ありがとう!」
と思っただけで、筆の質などはわかりませんでした。
その後、少し太めの面相筆を買い足して、2本合わせて1/35フィギュアの顔などを塗っています。
それではじめて、これらの筆の良さに気づいた感じです。
細い筆は毛先がまとまっているのが絶対条件ですから、良い筆を使う理由になりますね。
タミヤモデリングブラシの違い
グレード | 持ち手 | 毛の種類 | 価格帯 |
無印 | 裸木 | 馬毛 | 3本で330円 |
HF | 細い黒 | 樹脂毛 | 3本で770円 |
HG | 太い黒 | 馬毛 | 660円 |
PRO | 太い黒 | コリンスキーセーブル | 1650円~(廃盤) |
PROⅡ | 太い白 | コリンスキーセーブル | 1320円~ |
タミヤのプラモデル用の筆は、モデリングブラシという名前です。
ところが、種類がたくさんあって、私は混乱しました。
かんたんに表にまとめてみましたので、どうぞ。
「PRO」は廃盤になって「PROⅡ」に変わったようですが、公式サイトではまだ存在しているのでよくわかりません。
筆の基本的な知識として、
獣毛は質がいいけど手入れが大切、樹脂毛は丈夫
ということになります。
筆を選ぶときの参考にしてください。
私は今後はHF筆が古くなったものから順便に、HG筆に買い替えていこうと思っています。
高級品はキャップも違う
ついでにモデリングブラシのキャップの違いについても、少し書かせてください。
HF筆のキャップは、毛先が入るギリギリの太さしかなくて、入れる時によく毛先が逆だってしまいます。
使いづらいんです。
それに対して、HG筆やPROⅡ筆は、キャップの太さにはかなり余裕があって、筆先を痛めることなくすっぽり入ります。
これは、持ち手が太いからこそのメリットで、ただ持ちやすいだけじゃないんですね。
筆の使い分けまとめ
以上、私が使っている筆の紹介から、使い分けなどを書いてきました。
高級品だけでも、安物だけでもだめで、それぞれに活躍の場があることを知ってほしいです。
まさに適材適所。
「高級筆は初級者にはもったいない」というのは、私も思っていました。
でも、もっと積極的に良い筆を使って、そのうえで(かんじんの)腕を磨いていくのもいいと、今は思っています。
筆塗り初級者の皆さん、お互いがんばりましょう。