こんにちは、おらプラです。
以前、ブルーインパルスの古いキットを作ったときに、古くて黄ばんでしまったデカールが使えず、キットを買い直したことがありました。
そのときは知らなかったのですが、
「黄ばんだデカールは日光に当てると復活するんだよ」
ということで、どうせ古いデカールが手元にあるのだからと、実験してみました。
黄ばんだデカールは日光に当てると本当に白く復活するのか?
どうぞごらんください。
古くて黄ばんだデカール
まずは黄ばんでしまったデカールを見てください。
下のものが本来のもので、白と鮮やかな青が美しく、これぞブルーインパルスって感じです。
上の黄ばんだものは、青はなんだかくすんで濁った感じですし、白なんて砂漠の砂のような色になってます。
このまま貼ると、「使い古して貧乏くさいブルーインパルスのようななにか」になってしまうことでしょう。
当時の私には「デカールが古くて黄ばんだ=書い直すしかない」と考えるしかなかったので、新しくキットを買い直して製作しました。
日光に当てると白く戻るらしい
その後、
「古くて黄ばんだデカールは、直射日光を当てると白く復活するよ」
ということを知って、驚いたのです。
「でも、日光当てるだけで本当に白く復活するの?」
「こんなにひどく変色してるものでも?」
と疑問に思いましたから、どうせ手元に格好の実験材料があることですし、実際にやってみることにしたのです。
デカール黄ばみ実験
実験といっても簡単です。
古いデカールを本などに挟んで、日当たりのよい窓際に放置して、変化の様子を観察するだけです。
変化の具合がわかるように、本来青の場所と白の場所を両方通過するようにラインを設定しました。
季節によって日光の強さは違うと思うので、時間的なものは参考程度にしてもらうとして、1週間たつと少しずつ色の違いが見えてきました。
茶色に近かったところがクリーム色っぽくなってきました。
さらに1週間放置すると、クリーム色が「クリーム混じりの白」という感じになりました。
日光に当てる前とは、全然色が違っているのがわかりますよね。
青い部分も、薄く鮮明な青に近づいてきました。
「日光にあたって、ただ色あせてきただけじゃないか?」
と思いましたが、黒いところはちゃんと元通りの黒なので、そういうわけではないようです。
デカールは日光に当てると白く復活する
完璧とはいかない?
今回の実験で、デカールの黄ばみに関して、日光に当てるのは有効だと確認できました。
色によって効果は違うようで、青は本来の青に近づいて、実際に使っても問題ない感じまでなりました。
もともと白い部分は、ほぼ茶色だったところが、茶混じりの白というまでに回復させることができました。
ただし、そのまま使えるかどうかと言われたら、答えはNOです。
今回使ったデカールは、10年以上放置された年代物で、変色も大きかったので、元に戻らなかっただけかもしれませんが、
「完璧に戻るかどうかはわからないけど、かなり元の色に近づけることはできる」
という意味で、
日光に当てるのは効果大!
とは言えるでしょう。
古いデカールで変色しているものがあったら、日光に当ててどの程度まで戻るか、見た上で使用の可否を判断されれば良いと思います。
やる価値はあるとオススメしておきます。
ノリはまた別問題です
注意点ですが、たとえ色が戻ったとして、古いデカールの問題がすべて解決するとは限りません。
場合によってはデカールのノリが劣化していたりするからです。
日光に当てて効果があるのは、あくまでも色だけのことだということは忘れないでください。
古いデカールを使ううえでのその他の注意点に関してはこちらもどうぞ。