こんにちは、おらプラです。
PLAMAXのサーバインを製作しています。
前回はファレホによる筆塗り塗装の様子を書きました。
今回はそれと同時に進めていた、クリアーパーツの塗装を説明します。
せっかくのクリアーパーツ、でもどう塗装すればいいの?
通常の塗装とは違うので、なかなか大変でした。
使った道具
ヘッドルーペ
筆各種
水性塗料ファレホ
自作ウォーターパレット
紙コップ
サーバインにはクリアーパーツがあります
PLAMAXのサーバインにはクリアーパーツで成形されている場所があります。
- 胸のキャノピー2枚
- 硬い羽根の裏側(オーラコンバーター)
- 柔らかい羽根
の3箇所です。
クリアー塗装をどうするか?
クリアーパーツなんだから、クリアー塗料使えばいいんでないの?
と思いましたが、一部ちょっと違う塗装方法にしてみました。
各部位ごとに説明していきます。
キャノピー部分の塗装
まずキャノピーですが、これはファレホのクリア系塗料を使って、普通に塗装してみます。
これまでファレホのクリア系塗料は使ったことがなかったので、カタログとネットを見て1つ買ってみました。
クリア系の黒か茶色にしようと思ったのですが、「スモーク」という茶系の色が見つかったので、それにしました。
塗ってみましたが、実のところこれが本当にクリア系塗料なのかわかっていません。クリアパーツだからこうなっただけ?カタログを見るとクリア系のような書き方でしたが。
まずは試しにさっとひと塗りしてみました。
指をバックにしていますので見えていませんが、実際筆塗りあとがとっても汚いです。
この写真だとわかるでしょう?
筆を動かした後がクッキリと見えるのです。
何回かに分けて重ね塗りしていきますが、きれいになるのでしょうか?
重ね塗っていっても、筆塗りあとはなかなか消えてくれません。
クリアパーツの筆塗りは激ムズだと察しました。
うーんどうしよう。
4回目を塗ると、かなり筆塗りあとが隠れてきました。
隠れたというよりも、光の透過が減ったぶん、見えにくくなっただけです。
光に透かして見ると、やっぱり汚いままです。
ただ、本体に取り付けると、向こう側が遮られるので、筆塗りあとが目立たなくなります。
光を当てて見ない限り、コレで良さそうです。
色もクリアのダークブラウンという感じで、自分がイメージしていた色になりました。
向こう側に何もない状態のクリアパーツは、はっきりいって自分には筆塗りは無理だと思います。
たとえば車や飛行機の窓に、クリアブルーを塗るなんていうのはキレイに塗れないです。
上手な人は出来るのでしょうか?
オーラインバーターの塗装
次は、オーラコンバーターのクリアパーツを塗装します。
表面にふつうにクリア塗料を塗るのではなくて、クリアパーツの裏側だけ通常の塗料で塗ることにしました。
「スモークブラックのパーツ表面を通して、中だけ赤い感じになってほしい」
という狙いです。
赤でとにかく塗りつぶしてみます。
やはり筆塗りあとが出まくりですし、なかなか色が付いてくれません。
どんなにたっぷり塗料をつけても、全然赤く染まっていきません。
これ、クリアレッドじゃなくて普通の赤ですよ?
クリアパーツの表面(目に見える側)は平面なので、塗装面のデコボコは気にしなくていいのです。
ただただ塗料を塗り重ねて、赤い塗膜を作ってしまいたい。
上の写真は10回近く塗り重ねたものだと思います。
かなり赤くなっているように見えますが、光に透かすとダメです。
「あとどれだけ塗ればいいかわからないし、塗料がもったいない」
と思い始めたので、ここらで取り付けてみました。
するとやはり胸キャノピーと同じで、光が透けていない(向こう側が何かでふさがっている)と、それなりにキレイに見えるではありませんか。
もうこれで良いことにしました。
ちなみに自分が思っていたような効果にはなりました。
こういう感じにしてみたかったのですが、かっこいい・・・ですか?
羽根の塗装
オーラバトラーらしさの1つ、透明な4枚羽根は、結局塗装しないことにしました。
葉っぱの葉脈みたいなのを書こうと思っていたのですが、きっとうまくいかないのでやめました。
このクリアパーツは微妙に薄い濃いがあって、なかなか格好いいですよ。
次回は
以上、クリアパーツの塗装を書いてきました。
- ファレホのクリア塗料を初めて使った
- 内側だけ塗る方法を試してみた
と、これまでやったことがなかった作業をして、勉強になりました。
「クリアパーツの筆塗り塗装は難しい」
ということがわかっただけでも良かったかな。
次回は油彩絵の具によるドッティングを行って、レリーフなどを浮かび上がらせて完成させます。