こんにちは、おらプラです。
接着剤どころか一切の工具が不要、手でちぎって組み立てるだけで、ちゃんと色分けされたガンダムが完成するという「エントリーグレード」(EG)。
前回、ほんの1時間足らずで組み立て完成しまして、うたい文句が嘘じゃないことを見せつけてくれました。
EGガンダムは伊達じゃない!
今回このキットを作った目的はキットの出来を見ること以外にもう一つあって、それは、コピックモデラーというスミ入れ専用ペンを使ってみることでした。
0.02mmという超極細のペンで、スミ入れが手軽に出来るというものなのですが、はたしてどんなものか。
EGガンダムを作る人は初心者が多いと思いますが、スミ入れだけで格好良さがアップしますから、スミ入れの効果を知る参考にもなるんじゃないかと思っています。
使った道具
簡単なスミ入れだけやっていきます
コピックモデラーは、太さ0.02mmという超極細のペンで、スミ入れ専用です。
詳しくは上のリンク記事を読んでくださるとわかると思いますが、
- 水性で塗装を溶かさない
- 0.02mmという細さ
ということで、ガンダムマーカーのスミ入れペンよりも使いやすく、便利だと聞きました。
今回これでスミ入れしてみて、使い勝手を知りたいと思ったのです。
新しいスジ彫りなどはせず、キットに付いているモールドや、パーツの境目(凹エッジ)だけ、簡単にスミ入れしてみます。
最初に、ガンダムの頭部をやってみました。
目の下のくま、鼻のところ、側面のダクトのようなところです。
上の写真はダクトを片側だけやったところですが、スミ入れするとやっぱり違いますね。
細いペンなのでモールドにちょうどよくて、
「これ以上ペンが太いと書きづらいだろうな」
と感じました。
ダクト周辺のパーツの凹エッジにも書き込んで、頭部完成です。
簡単ですし、インクが流れることもないのでいいですね、コピックモデラー。
このキットはあまりモールドが多くなくて、あっという間に完成しました。
たったこれだけですが、ほんの少しスミイレするだけで、見ばえがグッと引き締まる感じがします。
これを塗料でやろうとすると、筆や綿棒や溶剤など使うものが増えるので、ペンタイプの手軽さが良かったですね。
ガンダムの関節部にある「マイナスモールド」は、スミ入れではないですが、ペンでグリグリと塗りつぶしました。
これも、ペン先が細いからこそ出来る手段です。
このガンダムのマイナスモールドは、HGではシールで表現されていたり、塗装が必要になっていたりします。
ガンダムが格好良くなるための逃せないワンポイントと言えるでしょう。
精悍な感じになると思います。
コピックモデラーについて私感
このコピックモデラーについて、私が期待していることがあります。
「拭き取りがいらないから、ファレホの上からスミ入れする時に便利なんじゃないか?」
ということです。
にじんで拭き取れず、汚くなるのを防止するために、わざわざ光沢コートしなくても、これで済む場面があると思うんです。
今度は、ファレホで全塗装したキットでテストしてみようと思ってます。
エントリーグレードはその名の通り
これで今回のエントリーグレードガンダムは完成です。
本当に工具無しで作れますし、塗装しなくても色分けされたガンダムになります。
ガンプラに慣れた人が、わざわざこれを作ることは少ないかもしれませんが、
「ガンプラっていうのを始めてみたい」
という人には、ガンプラの歴史上ベストなキットだと思います。
昔は「作るのが簡単」=「かっこ悪い」でしたからねえ
このキットでまずはガンプラを1つ体験してもらって、次からは工具を少しそろえて、HGの世界に入っていけばいいんじゃないでしょうか?
私が息子にガンプラを教えるなら、まずはこれを与えると思います。
エントリーグレードは手軽に作れるのにカッコいい、そんなキットでした。