こんにちは、おらプラです。
- (前々回)開封と組み立て
- (前回)脚部の合せ目消しと塗装
300円で買えるFGガンダムを、ファレホで筆塗り全塗装で作っています。
前回は脚部に焦点をしぼって、塗装と組み立ての手順を書きました。
今回は、脚部以外の筆塗り全塗装の様子を書いていきます。
はたして子供の頃以来の課題「ガンダムの顔の塗装」はうまくいくのでしょうか?
また、初めてのファレホという塗料の使い心地は?
塗装していった順番にそって、説明させていただきます。
使った道具
ヘッドルーペ
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/kakudaikyou099-160x90.jpg)
ウォーターパレット
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/waterpa099-160x90.jpg)
ファレホ(水性塗料)
- ホワイト
- ミディアムブルー
- ゴールドイエロー
- レッド
- フィールドグレー
- ブラック
タミヤ・モデリングブラシHFスタンダードセット
タミヤ・モデリングブラシPROⅡ面相筆超極細
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/gokuhoso099-160x90.jpg)
ファレホによる筆塗り塗装
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4822-1.jpg)
ファレホはすぐれもの
今回、ラッカー塗料から臭いや頭痛のない水性塗料に変更して、はじめての筆塗りになります。
ラッカー塗料とはどのように違うのか?
外国製塗料(ファレホはスペイン製)はどうなのか?
いろいろ疑問はあったのですが、試行錯誤で塗っていきました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4830.jpg)
ちょっとの量でたくさん塗れます
ウォーターパレットという道具を自作して、塗装していきました。
水性塗料は薄めるのも水、筆を洗うのも水なので、簡単なのがよかったですね。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4829.jpg)
筆洗いは水でOK!
ファレホについては、後日くわしく記事にしたいと考えています。
黄色を塗る
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4863.jpg)
1回目からなかなかの隠蔽力
最初は黄色から塗っていきましょう。
予備知識によると、黄色はすべての塗料の中で最弱クラスの隠蔽力(下地を隠してくれる力)だそうです。つまり、黄色をうまく塗れるようなら、このあとの展開も見通しがつくというものです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4864.jpg)
1回目終わり
1回目塗り終わった時は、さすがに筆ムラも目立ちますし、下地の白っぽい感じがでています。
ファレホは重ね塗りできるぐらいはすぐに乾くので、待ち時間は苦になりません。
ボディ表裏、頭、シールドを塗り終わるころには、最初に塗ったパーツはもう重ね塗りできますから、無限ループのように塗装を重ねていきました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4866.jpg)
胸と首元も設定遠りに塗りました
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4867.jpg)
シールド最大のポイント
シールドの黄色い十字架の部分は、平筆を慎重に横に動かして塗っていきました。
「ん?案外はみ出さないものだな?」
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4869.jpg)
1回目終了!
思っていたよりもスムーズに塗装が進み、黄色い十字架の1回目の塗装ができました。
微妙にはみ出してはいますが、これなら全然大丈夫じゃないですか。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4870.jpg)
黄色い目を塗りました
頭部の黄色は、目とこめかみのバルカン砲です。
黄色の周りは黒で塗り重ねるはずですから、ある程度大雑把に塗りました。
そもそも老眼では、なにか色が付かないと目の周りの形がよくつかめません。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4876.jpg)
顔の部分はこの筆で!
今回の筆塗り塗装ですが、顔の各部分だけは、このタミヤの極細の面相筆を使っています。
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
1000円以上する筆ですが、細いのじゃないと絶対無理だと思いました。そして、実際に大活躍でした。3本セットの面相筆では、きっとダメだったと思っています。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4882.jpg)
3回塗りでOKでした
ファレホの黄色は、とても塗りやすいと感じました。
下地が白ということもあって、3回塗りで透けていなかったので完成としました。
本当はこういう部分はマスキング(テープで塗らないところをカバー)するべきなのでしょうが、面倒なので今回は一切やっていません。
これについては完成のときに反省点として出てきました。
黒を塗る
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4846.jpg)
黒を塗りたくる
今回のガンダム、黒で塗装するところは、あまり多くありません。
バックパック、ビームライフル、目の周り、手脚の丸い間接、シールドのワンポイントです。
気をつけるところは、やっぱり目の周りでしょう。
はみ出ている黄色を塗りつぶして、目の形を浮かび上がらせる必要がありますからね。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4884.jpg)
超極細面相筆使いやす!
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4886.jpg)
うまくいった!
初心者のたわごとと思って聞いてほしいのですが、はっきりいって「うまくいった」と思っています。
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
これ、いけるかも!
だって、黄色い目がちゃんと形になっていますもん。
この時点で破綻していない事自体が奇跡です。うれしい!
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4848.jpg)
ベタ塗り
赤を塗る
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4891.jpg)
ファレホの「GAME INK」の赤
じつは、この赤が問題で、一番苦労しました。
今回の他の色は「モデルカラー」というシリーズだったんですが、この赤だけは(間違えて)「ゲームインク」というシリーズを買ってしまったんです。
この時はそういうシリーズ分けがあるとさえ知らなかったんです。
「ゲームカラー」というのはクッキリと発色で筆塗りしやすいらしいのですが、「ゲームインク」がどういうものかはよくわかっていません。
すっごくシャバシャバで、私は筆ムラが出まくりました。
塗料の選択が悪いのか、私の腕ではどれでも一緒なのか、赤色が難しいのか?
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4888.jpg)
出だしは良かったんですがね
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4889.jpg)
塗りやすいは塗りやすい
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4892.jpg)
うわー、やばいんじゃない?
1回目の塗装が終わってこんな感じでした。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4893.jpg)
ボディもこんな感じ
ボディはどんどん良くなった気がしますが、一番難しかったのはシールドです。
平で面積が広いものって、腕の差が顕著にでるんですね。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4895.jpg)
むしろ細かいところは絶好調
心配していた顔の細かいところは、極細面相筆の力で問題なさそうです。
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
赤い水性も地に落ちたものだな
![奥さん](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213339.jpg)
塗料が悪いんじゃないでしょうに
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4896.jpg)
2度塗り完了
「とにかく筆ムラが消えるまで塗りまくってやる!」
と、赤のヘビロテに入ります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4907.jpg)
5回目くらいで希望が!
上の写真、5回目に入ったところですが、上の方がかなりいい感じになってきたと思いませんか?
4回目との境目がおわかりになるかと。
結局、ボディは5回塗り、シールドは6回塗りでなんとか形になりました。
青を塗る
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4926.jpg)
青は塗りやすい!
赤が終わって、次は青色です。
青はうってかわって塗りやすく、2回塗りでしっかりとした色になりました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4930.jpg)
はみ出しは多々あります
白を塗る
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4936.jpg)
ホワイト
そしていよいよ最後の色、白を塗っていきます。
塗っていないプラのところすべて、あとは他の色のはみ出したところを塗りつぶしながらです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/OVRD4946.jpg)
塗ったほうが・・・いいですよね?
実は最初は、
「白はプラのままでいいんじゃないか?」
と考えていました。
全部塗るのは大変だし、白をうまく塗る自信もありませんでしたし。
ただ、「全塗装」と決めたからにはと、塗ることにしたのです。
上の写真は腕ですが、白を塗った腕に方のパーツをはめて、塗装する前です。
同じ白でも、やっぱり塗装したほうが質感がいいような感じがしました。
「うん、塗ってよかった」
そう思いましたね。
あと、全体を通してずっと感じていたことがあります。
それは、筆塗りはとても楽しいということです。
ご覧のようにヘタですし、時間はかかります。
でも、腕を動かすたびに、少しずつプラが色に染まっていく感じは、中毒性がありますね。
気づくと何時間もたっている・・・そんな感じでした。
次回は完成披露・・・そして大失敗
次回は完成披露と、大失敗の告白です。
お恥ずかしながら、最後に組み立てるまで、失敗に気づかずに作っていました。
そしてそれは、もう修正の出来ないミスだったのです。
ともあれ、全塗装をなしとげたことは、良い経験になったと思っていますので、そのあたりもお伝えできたらと思っています。
どうぞおつきあいください。