こんにちは、おらプラです。
- (前々々々回)開封と組み立て
- (前々々回)脚部の合せ目消しと塗装
- (前々回)ファレホ筆塗り「黄→黒→赤→青→白」
- (前回)完成!そして大失敗
前回、FGガンダム筆塗り全塗装が完成しました。
組み間違えという取り返しのつかない大失敗で、立つことすら出来ないガンダムになってしまいました。
飾ることなく箱にしまってあるガンダムですが、これからも私の塗装などの実験台として頑張ってもらいます。
さて、今回は、スミ入れをします。
私はウェアリングカラーをスミ入れに使っていましたが、
「もしファレホでスミ入れも出来たら、ウェザリングカラーも使わないで済むぞ? あれも一応溶剤とか使うしな」
と思い立って、水性塗料ファレホをスミ入れにも使ってみたのです。
結果はどうなったでしょうか?
使った工具
タミヤ・モデリングブラシHFスタンダードセット
ファレホ(水性塗料)・ブラック
スミ入れとは?
スミ入れとは、パーツに彫り込まれたモールド(線や点)に薄い塗料を流し込んで、目立たせます。
その結果、
「プラモデルでは1つになっているものの、本物だと別の部品のはずなところ」
を、別パーツのように見せることができるテクニックです。
私のような初心者でも出来るテクニックで、ディテールがアップする効果抜群な方法です。
ファレホでスミ入れ
前回HGガンダムを作った時は、ウェザリングカラー(クレオス)を使いました。
彫り込まれたところにチョコンと付けるだけで、毛細管現象で塗料が流れていき、簡単にスミ入れできました。
ただ、専用の溶剤が必要ですし、多少臭いもあるため、
「もし水性塗料ファレホでスミ入れできるなら、これからはそうしたい」
と考えたのです。
私には予想できない世界です。
ファレホを薄める
塗装ならば、薄めずにそのまま塗っているファレホですが、スミ入れはシャバシャバに薄めた塗料を使います。
そこで、紙コップに1滴(これで十分)入れて、水で薄めます。
私は横に水を入れた紙コップを準備して、そこから筆で少しずつ水を移して薄めていきました。
スミ入れ開始!
肩のモールドが深くて簡単そうだったので、そこでお試しスタートです。
ここは塗料がスッと流れていって、うまくスミ入れできました。
ウェザリングカラーを使っているときと同じような感触でした。
おや、感触良いぞ?
ところが、細くて薄いモールドになると、ぜんぜん塗料が流れていきません。
「流し込む」というより、「モールドにそって塗る」という感じになりました。
当然、はみ出しまくります。
モールドではない、パーツの段差や角は、やっぱり流れ込んでいきません。
これもスミ入れしたい線にそって、なぞって行った感じになりました。
「いかにも筆で塗っていった」
跡がおわかりになるかと思います。
ファレホスミ入れの問題点
ファレホでスミ入れをやると、問題点がありました。
塗料が流れていかないのは、今回初挑戦ということで、もっと実験が必要かと思います。
一番問題だったのは、
「ファレホの乾燥が早すぎるので、はみ出しを拭き取るのが間に合わないことがあった」
です。
少しスミ入れして、拭き取って調整して、また次のスミ入れへ。
そういう流れにしないと、はみ出したまま乾燥して取れなくなってしまいます。
スミ入れ完了!感想など
粗は目立ちますが、なんとかファレホでのスミ入れが完了しました。
やはり、スミ入れというのは破壊力抜群で効果のある工程だなと思いました。
「ヘタでも・雑でも・やらないよりはやったほうがいいスミ入れ」
と私は思います。
私の知識では、「スミ入れ」と言っても、あまり種類を知りません。
ウェザリングカラーで流し込むような、そういうのだけがスミ入れなのだと思っていました。
今回やってみて、
「もしかしてスミ入れって色々なやり方があるんじゃないのか?」
と思うようになりました。
- 適当に筆で塗るようにモールドをなぞって
- はみ出しが多いし、にじんだようにもなって
- 拭き取りも間に合わず
という予定外のスミ入れ作業だったのに、
「これはこれで、いい感じ?」
と感じたのです。
どうですかね?
上の写真の腰裏中央のモールド(黄色い箱の間)は派手にはみ出していますが、こういう感じもなかなかいいと思うんです。
自分だけがそう思ってるだけかもしれませんがね(笑)
ビシッとクッキリしたラインだけが、スミ入れじゃない・・・かも?
そう感じたスミ入れ作業でした。
次に作るガンプラでも、もう一度挑戦してみます。
次回はウェザリング挑戦です
次回は初めてのウェザリングに挑戦してみます。
ウェザリングとは、ピカピカの新品のような完成品を、汚れや傷で中古品にするテクニックです。
とても奥が深そうで、難しいと思うのですが、私は初心者向けの方法から試してみます。
どうぞ、お付き合いください。