【キュスター#1】開封と組立て。金属パーツ多くてお得だね

マシーネン作ろう
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こんにちは、おらプラです。

マシーネンクリーガーのキット「キュスター」を製作します。

マシーネンクリーガーは、花形のスーツ系(人が着る強化スーツ)は作ってきましたが、今回はやや大型の無人歩行機械のキットになります。

冬季迷彩(雪上用の白っぽい迷彩塗装)というのをやってみたいと思っています。

戦車のような現実感のある製作をしたいけど、史実とか詳しくないのでちょっと尻込み・・・

マシーネンクリーガーは、そういう挑戦にはピッタリな素材だと思っています。

今回は開封してキットの第一印象と、組立ての様子を書いていきますね。

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製作方針

キット

キュスターは、シュトラール軍の無人兵器で、鳥脚の2足歩行機械です。

無人兵器なので搭乗人物のフィギュアはないのですが、代わりに整備士のフィギュアが付属しています。タバコ吹かしてる粋なオッサンです。

マシーネン歴は浅いですが、人型ではないマシーネンは初めてなので、新鮮で楽しみです。

どう作る?

今回は、冬季迷彩に挑戦してみます。

冬季迷彩・・・雪上などで目立たなくする目的の白っぽい迷彩塗装のこと。工場出荷時点でされるわけではなく、現地が冬になった時に応急処置的にされるらしいです。そのためキレイで丁寧な塗装ではなく、かなり荒くてすぐに落ちやすい塗装だったそうです。
冬季塗装の下には本来の塗装が見えていたり、流れ落ちていたりする様子は、プラモ塗装の題材として面白い表現なのでたくさん作例がありますね。特に戦車。

まずは下地塗装として通常の筆塗り迷彩を施して完成させます。(筆塗り迷彩の練習)

その上から油絵の具で冬季迷彩をやってみます。冬季迷彩はアクリル絵の具を使う場合が多いようで、油絵の具でやっているお手本が探せなかったので、かなり自己流になりました。

また、

「私の冬季迷彩では、雪がないとただの白っぽい汚れに見えるかも?」

という恐れ(笑)と、整備士のフィギュアを活かすために、雪景色のジオラマ(土台レベルですが)も作ってみます。

使った道具

タミヤ・薄刃ニッパー

【タミヤ薄刃ニッパー】安物とは違うプラモ専用に感動
プラモデルには専用のニッパーを使いましょう。爪切りやハサミはもちろん、安物の一般用ニッパーではストレスがたまります。プラモデル専用のニッパーはどこが違うのか?5000円を超える高級品は必要なのか?初めて買うならこれくらいがいいですよ。

タミヤ・デザインナイフ

【タミヤ・オルファ】デザインナイフの使い方とカッターとの違い
プラモデル作りに昔はカッターを使っていましたが、デザインナイフを知ってからはあまりに使いやすくてビックリです。完全に上位互換です。刃も頑丈で鋭く力がいらないので、切ったり削ったりがラク。「刺して持つ」という使い方もプラモならではかな。

ヘッドルーペ

【ヘッドルーペ】老眼でのプラモデル作りには欠かせない拡大鏡
老眼になってくると、プラモ作りが辛いです。そこで、拡大ルーペを使います。スタンド型とヘッドルーペ型がありますが、私はヘッドルーペが使いやすいですね。拡大ルーペは長所も短所もありますが、実際、もうこれなしにプラモデルライフは考えられません。

神ヤス

【神ヤス5mm厚】初心者の「神ヤス」頼み【スッキリ!】
プラモデルの曲面をヤスリがけするのは難しいです。曲面がガタガタになっちゃった経験ありますよね。そこで便利なのがスポンジヤスリですが、とくに「神ヤス」は便利です。私のような初心者や下手ほど、腕を磨くよりまずは「神ヤス頼み」でいいんじゃないですか?

マイクロセラブレード

超便利!マイクロセラブレードでらくらくカンナがけ【使い方】
マイクロセラブレードという道具を知っていますか?プラモデルのパーツをカンナがけして、パーティングラインや合わせ目を消すのに便利な道具です。実際の使い方を説明しましたので、参考になればと思います。ミスなく、作業時間が短くなります。

ピンバイス

【タミヤ・ピンバイス】ドリルセットを選ぶポイントは径の多さだ!
プラモデル作りに便利なピンバイス。精密な穴を開けられるこの道具は、オンリーワンで他では代用できない仕事をしてくれます。私の愛用しているタミヤ精密ピンバイスの詳細と、一番重要だと思うドリルセットの選び方についてアドバイスします。ドリルは質より量!

タミヤ・タミヤセメント(白ブタ・角びん)

タミヤ・タミヤパテ(ベーシックタイプ)

開封

マシーネンはパッケージも格好いい

キュスターのキットを開封してみます。

説明書とは別に塗装作例付き

塗装シートの一番下、ちょうど冬季迷彩の例がありました。

そこで、まずは一番上(箱絵と同じ)の迷彩塗装をお手本にして塗装を済ませ、その後あらためて一番下の作例のように仕上げていこうと決めました。

細かいパーツが多い

すごくパーツが細かくて多いです

ランナーを並べてみたら、かなりパーツ数が多い感じです。

そして、ものすごく細かいパーツをあちこちに見かけます。

整備士のオッサンの全身フィギュア

おまけのボルトナット類

細かいパーツが多いと、『上級者・大人向けのプラモ』のような気持ちになれるのは私だけですか?

戦車のキットのときもそう感じました。

作る前から上達したような気になって、なんか誇らしい(←勘違い)。

金属パーツがセットされてます

素材が豊富!

キュスターには、プラ以外のものが多くセットされています。

  • ショックアブソーバー用のスプリング2本
  • 動力パイプ用のスプリング4本
  • 脚部用銅線ビニールコード2本
  • 銅線(太)3本
  • アンテナ用銅線(細)1本
  • ライト用透明パーツ(不使用)
  • ポリキャップ

銅線もスプリングも、別途準備する必要がないのが助かります。

私はコスパがいいキットだと感じました。

相変わらずセンスあふれるデカール

マシーネンクリーガーのデカールは、原作者の横山先生がデザインされているので、どれもセンスが良くて格好いいです。

かなり余裕もって余りますが、

「足すのも引くのも、横山先生のデザインを邪魔しそう」

と思ってしまって、説明書通りにしか貼れない私。

組立て開始

それでは、説明書に従って組み立てていきます。

細かいからこそリアル

バルカン砲だけでかなりのパーツ数

いきなりバルカン砲のパーツの多さに驚きました。

11パーツ・・・

バルカン砲が完成です。

なんと11パーツの構成ですが、ここまでやる必要があるのかと思ってしまいます。

妥協しないからこそリアリティが生まれるのでしょうね。

説明書の特徴

オプチカルシーカーユニット・・・?

次にオプチカルシーカーユニットというものを組立てます。

キュスターの説明書には、

「各部位が何の役割なのか」

書いてあるので、作る時の楽しみにもなりますね。

「何かわからないけど、こういう形のもの」

と言われるより、

「これは光学式誘導装置で、これでバルカン砲の照準を付ける」

と説明されたほうが、作っていても面白いものです。

「あ、だからバルカン砲の横にあるのね・・・」などなど。

これはどう付くのか不明でした

と言いながら、私はこの「b9」のパーツがどのように付けるべきかわからず、ここでは保留しました。

あとで本体に付ける時に、塩梅をみて接着することにします。

何箇所かこのような場所があって、私のような知識なし人間には難しかったです。

スモークディスチャージャー

スモークディスチャージャー

次にスモークディスチャージャー(煙幕発射機)の組立てですが、なんと片側でこのパーツ構成。

こうなりますよ

合わせ目について

合わせ目はほとんどの場所に出ます

最近のガンプラとは違って、「パーツ接着の合わせ目を隠してあげよう」という意思なんて、微塵も感じません。

ほぼすべての箇所に、当たり前のように出現します。

これが当たり前なんだろうな。ガンプラが親切すぎるんだと思います。

しっかりと接着

これはコンピュータユニットだそうです

パーツ数が多くて細かいものの、組立自体が難しいところはありません。

1つパーツを着ける度に格好良くなり、「ほー」「へー」と声が出るのがマシーネンの楽しさの一つだと思っています。

本体は厄介でした

本体のパーツ構成

上の写真は砲塔のパーツ構成ですが、この砲塔と腰の部分の組立ては、ちょっと厄介でした。

というのも、パーツ同士がなかなか合わず、合わせ目にかなり段差を作ってしまったことです。

砲塔はこんな感じに

形が複雑な曲面で、うまく圧着することも出来ず、結果的に隙間が出来てしまったのが反省です。

あとでパテ盛りをして合わせ目を消すのですが、ミスが多かったです。(後述)

流用パーツ

エンジン部

エンジン部は上の写真ようなパーツ構成です。

組むと、こう

ボルトなどの細かいところも作られていて、いい感じです。

マシーネンは横山先生がいろいろなキットのパーツを組み合わせて作ったものですから、このエンジンはおそらくバイクとか車の実在のエンジンの、どれかのはず。

詳しい人は、「これは何ていうバイクのどのエンジン」などと見ただけでわかるらしいですが、それがわかるとまた楽しいでしょうね。

加工もあるよ

マシーネンのキットは、ピンバイスで穴を開けたり、削ったりしなければいけない場所があります。

説明書に書かれているとおりにやればいいだけですが。

このパーツの中心は削り取る

このパーツは脚の付け根の部分です。

安物のニッパーで切り取り・・・

安物のニッパー(高いのは壊れます)で大雑把に切り取り、デザインナイフで削ったり、セラブレードで削ったりして平らにします。

セラブレードはこういう時にも便利

平面になればOK

別パーツで隠れるところです

削った後には別パーツが付いて、隠れてしまうので、ただ平面になれば大丈夫です。

今回は説明省略していますが、ピンバイスで穴あけをするところは、何箇所もあります。

ピンバイス必須です。

脚部

魅惑の脚

次に脚部の組立てに入ります。

キュスターは鳥脚型の特徴的な脚部が特徴ですから、個人的に一番楽しみなところでした。

薄い板を何枚も重ねていって脚になります

こういうところのパーツの合わせ目は

セラブレードでカンナがけ!

脚部は細い面が多くて、合わせ目消しは注意が必要です。

ここをスポンジヤスリとかでやって、平面が丸くなってしまうと、せっかくのシャープな感じが台無しですよね。

私はセラブレードのカンナがけと、金属ヤスリでやりました。

足首?

作る前に思ってた形状と違った

完成してみると、脚部の関節形状は、私が思ってたよりも1つ多い関節でした。

足首の接着で、前後間違えてやろうとして、あわててやり直したのはヒ・ミ・ツ。

ショックアブソーバー

ショックアブソーバーのパーツ群

このキュスターのキットには、脚部のショックアブソーバーが2種類ついています。

金属スプリングも使ったリアルなもの(赤)と、一体成型単独パーツの簡略化したもの(青)です。

これだけ準備万端整えられているのに、リアルなほうにしない理由がないですよね。

なんか負けた気がするし・・・(笑)

この違いになります

本体の合わせ目消し

がっつり現れる合わせ目

本体部分の合わせ目は、かなり段差が出来てしまったので、パテを盛って消していきます。

うまく消したいけど

パテを盛って、乾燥させた後にヤスっていきます。

この本体は目立つところなので、絶対にきれいに消したいですね。

ヤスる

背中も

ここの段差が大きい(私の組みがマズイ)

本体に各部を取り付けていきます

うまく消せたかどうか不明ですが、各部のパーツを取り付けていきます。

わからなかったオプチカルシーカーも、なんとか取り付けできました。収まりがよかったというだけで、果たして正解かどうかはわかっていません。

こんな感じに

うっひょー、しぶい

スモークディスチャージャーとかレーダーとかも追加していきます。

第二次大戦の戦車とかと同レベルの「本当に存在した感」だと思います。

やっぱり面白いな~マシーネンクリーガー。

中身も作られているけど

フタして見えなくなります

「もしもハッチを開けて作りたいなら、工夫してやってみたら?」

と、言われているようですね。

マシーネンのファンは、同じキットをいくつもいくつも作っているらしいのですが、こういうところが「また作りたくなる」理由の1つかもしれませんね。

エンジン積んだ腰部

プラ以外の工作

銅線ビニールコード

銅線ビニールコードは、脚部に取り付けていきます。

コードの取り回し

説明書に指示されています

足首からウォーキングスタビライザーまで繋がります

次は動力パイプです。

太さの違うスプリングが4本付属していますので、長さをカットして取り付けます。

エロいね

オッサンはこの動力パイプ見てるだけで酒が飲めますよ。

フィギュア

きっとこのオッサンもそう思ってる

整備士のフィギュアがこれまたイカしてて、右手にタバコ持ってます。

「オラが整備したキュスター、最高だべ?」

みたいな表情に見えます。

次回は追加工作です

次回は、追加の工作を行っていきます。

具体的には、

  • 手すりを銅線で作る(説明書通り)
  • パテで溶接跡作る
  • 鋳造表現
  • ライト(?)にパイピング

です。

次回もどうぞお付き合いください。