こんにちは、おらプラです。
私はプラモ初心者に毛が生えたようなものですが、マシーネンクリーガーの面白さにはまってます。
ガンプラともスケールモデルとも違う、独特の心地よさを感じていて、作っても塗っても気持ちいい時間を過ごせています。
キュスターを筆塗り冬季迷彩(ジオラマ付き)で作っています。
前回は開封して組立てまで行いましたが、今回は追加の工作をいくつか行いましたので、その様子を書きます。
どうぞお付き合いください。
使った道具
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
ピンバイス
タミヤ・エポキシパテ
安物ニッパー
追加の工作をしていきます
キットは一通り組み立て終わりましたが、いくつか追加の工作をしていきます。
といっても、たいして難しいことは出来ませんので、ほんの少しだけ、
「これは自分でもできそうだし、やったら効果も大きそう」
と思えることだけ選んでやることにします。
銅線の加工
まずはキットに付属している銅線を使って、手すり(?)のようなものを作っていきます。
もともとはプラパーツが付いていますが、
「銅線付けてあるから、よかったらやってみてね」
という感じに説明書にも書いてあります。
説明書に原寸図が印刷されていますので、それに従って銅線を曲げて作ります。
銅線は柔らかくて簡単に曲げられますが、図のようにピッタリ曲げようとすると、なかなか大変かもしれません。
私は安物のニッパー(高級ニッパーは絶対に使っちゃダメ)でカットして、ラジオペンチで曲げていきました。
全部で5つのパーツを作り変えました。
特にリアル感が増すわけではないと思いますが、すぐに壊れそうな細いパーツばかりですから、そういう意味ではかなり安心感がありますね。
本当は「コの字」型の4つのパーツも銅線で作るように指示されています。
私はこの形をキレイに曲げる自信がありませんでしたし、平面ではなくて立体的に曲げなければいけないので、これはそのままプラパーツでいくことにしました。
ちなみにアンテナは最初から真鍮線で作ることになっています。
そのために、上の銅線より細い真鍮線が付属していますので、工作は不要です。
4つのパーツを作らなかったとはいえ、かなり銅線には余裕がありますね。
金属素材の在庫が増えて、なんとなく得した気分です。
溶接跡をエポキシパテで
本体に写真のような突起部分を接着するのですが、ここにけっこうなスキマがあきました。
せっかく本体パーツに作り込まれている溶接跡のギザギザなのに、隙間があるとなんだか不自然です。
そこで、エポキシパテを使って、溶接跡をもう少し盛り上げて、隙間をなくす工作をしてみました。
エポキシパテを少しだけ練って、細くした棒状のものをパーツの周りにくっつけます。
そしたら、ヘラなどを使って押し付けつつ、ギザギザをつけて溶接跡に見えるようにやっていきます。
「なんか溶接跡が大きすぎる?」
と思って小さくしたのですが、まだ大きめかもしれません。
ただ、これ以上小さくしようとすると、なかなかプラに密着しにくかったので、今回はこれで妥協しました。
ライトのアームの根本にもパテをつけて整形します。
こちらはさらに大きくなってしまって、かなりヤリ過ぎ感が出てしまいましたが、これでOKにします。
「目立ったほうがアクセントになって良いかも・・・」
と自分に言い聞かせます。
鋳造表現やってみる
次に、本体部分だけ、鋳造(ちゅうぞう)表現をやってみました。
鋳造表現というのは、鋳物(いもの)で製造されたものの表面が凸凹していることを再現することです。
戦車模型などでは多用されていて、リアル感が増すと同時に、情報量が増えるのでかっこよく見えるわけです。
私はこれまで凸凹をつけるときには、「胡粉ジェッソ」を使ってきました。(今回もあとで使います)
ですが、更に凸凹な本格的な鋳造表現は初めての挑戦です。
鋳造表現は「溶きパテ」を使うのですが、私はラッカーパテを溶剤で薄めて使うことにしました。
どのくらい溶けばいいのか手探りで溶剤を足したり、パテを追加したりしていきました。
この溶きパテを、100均などの安い筆を使ってこすりつけていきます。
しなやかな筆のままより、ハサミで短くしてハリを持たせたもののほうが、鋳造表現には適しているということです。
わざと筆ムラを付けるようなものですから、柔らかいのはダメなのでしょう。
入門書によると「塗る」というより「ポンポンと叩きつけて置いていく」感じだと書いてありました。
キットが台無しにならないか不安でドキドキでしたよ。
塗装した時にちゃんと鋳造に見えるのかどうか、やってる時点では私にはわかりませんでした。
今回完成した時に初めてわかるのですから、やっていくしかありません。
本体の上部(砲塔部)と下部(股関節部)だけやりました。
その他の部分は鋳造というより板金で作られていそうな場所(想像)だからです。
パイピング追加
本当は鋳造表現をして工作は終わるはずでしたが、塗装プランを考えていて、あることに気づいたのです。
「これ、なんだ?」
ライトからコードが出ていますが、これはないぞ?
よく見るとライトのパーツには、ちゃんと穴が開いているじゃないですか。
「もしかしてコードをつけ忘れたか?」
と思って読み直しても、そんなことは指示されていません。
出た!マシーネンクリーガーらしいこの挑戦的な感じ。
「どうせ君たちのようなマシーネン好きなら、指示してなくてもこれくらいやるよね?」
というふうに感じるんですよね。
「ほら、ちゃんと穴だけ開けておいたから」
ガンプラ作ってるときだったら「丁寧じゃない」と腹が立ったかもしれませんが、マシーネンのときは横山先生と会話してるみたいで楽しいから不思議。
塗装シートを観察して、コードが入ってそうな場所に穴を開けました。
次回は塗装の下地
以上、追加工作を行いました。
私は性格上、あまりこういう細かいところにはこだわらないのですが、頑張ってやってみたら、愛着がわきますし、実際楽しいもんです。
さて次回は、塗装の下地をして、塗装準備を整えます。
サーフェイサーのあと、合わせ目消しの失敗をリカバリーしたり、胡粉ジェッソ塗ったりしていきます。