こんにちは、おらプラです。
今回ガンプラのMGガンダムをつくりました。
MG(マスターグレード)は大きめのスケール1/100です。
ガンダムは主人公のなかの主人公なので、過去いろいろなバージョンで製造されていますが、そのなかで今回作るのは「3.0」というものです。
ガンプラが不足しているころ、店頭でたくさん並んでいるのを見つけて、
「新しいガンプラが出てる!うおっ、バージョン3.0って」
と思わず買いましたが、もう10年以上前に出たもので、しかもその後にオリジン版というのも出ていました(無知)
今回作って、
「10年前ですでにガンプラってこのレベルだったのか!」
と驚かされました。
息抜き?
今回ガンダムは、キットのまま組立てて、付属のシールを貼るだけで作りました。
使う道具もニッパーだけで、塗装はもちろんゲート処理もなにもしません。
いわゆるパチ組みです。
「毎日プラモデル作って疲れてるから、ちょっと息抜きにガンダム作るわ」
って言ったら、
「プラモデルって息抜きでしょうが!」
と冷たい視線を浴びました。
MG(マスターグレード)は初めて
私はマスタグレードのガンプラを作るのは初めてです。
「マスターグレードは色分けも完璧だし、何もしなくても格好いいよ」
と聞いてたので、
「それならパチ組みでどこまで格好良いか作ってみるか」
と思ったのがきっかけです。
パーツを並べてみると、ランナーの数も多いし何よりパーツ1つ1つが大きいです。
HGとは違うよね、やっぱ。
製作開始
今回使った道具はいつも使ってるタミヤ薄刃ニッパーだけです。
ゲートは2度切りで丁寧にやったつもりですが、かなり白化してしまってます。
作ってしばらくで気づいたのですが、ゲート跡はなるべく表に出てこないように工夫されてて、表に出るのは最低限で、しかもそういうところはゲートも小さく作られています。
これ、あまり神経質にならなくてもいいですね。楽ちん。
MGは大きくて作りに余裕があるためか、細かいところまでパーツ分けされてます。
腰を組んでいるときに、赤色のパーツの色が違うことに気づきました。
赤色でも違う色を使って色分けされてるぞ? おいおい、ガンプラマジか!
アニメで観ていたガンダムってこんな色分けされてなかったけど、これが現代風アレンジってやつなんでしょうな。
油断してパチパチ切ってたら、ランドセルのパーツのゲート跡が表に出そうな位置でした。
「やっちゃった」と思ったら・・・
こんな感じで進むので、ほんとうに適当にパーツを切るようになっていきます。
でも実際、それなりにゲート跡が目立つ場所も少しはあるので、油断はしないほうがいいです。
ちゃんと2度切りしましょう。
上の写真は頭のパーツですが、かなり細かく分けられています。
それでも扱いに困るような極小のパーツがないのは、さすが1/100といったところですね。
作りやすいです。
HGのときには、(子供の安全のために)ツノに変なおまけがついてました。
MGは少し大きな子を対象にしているためか、ちゃんと細くて尖ったツノでした。
ほんとうに、何も余計なことしなくても完成しそう。
手足の関節構造は、正直何をやっているか理解できてません。
組み上げるまで上下左右すらわかってないですが、説明書通りにだまってただ組んでいきます。
「とにかく組めよ、組めばわかるさ」(アントニオ猪木風)
クモみたいなパーツがあって、これは手の平と指なのですが、この時点で全部くっついている上に動くんです。関節があるんです。
意味がわかりません。
バンダイの工場にはコレを組立てている小人たちがいるのでしょうか。
腰前にある黄色いV字ですが、これも別パーツでした。
武器類の組み立て
このキットには、ビームライフル、ハイパーバズーカ、ビームサーベル、シールドが付属しています。
バズーカは腰に付けることも出来るので、全部活かすことが出来ます。
バズーカも合わせ目が出ないようになっていて、色分けされてて格好良いです。
シールドについているのぞき穴には、開閉できるシャッターが組み込まれています。
子供がブンドドするなら嬉しいでしょうな。
関節にある「通行止め」みたいな場所は、ノーマルバージョンとマグネットコーティング仕様と選択式です。
MGガンダム3.0完成です。
この時点ですでにアニメ版のガンダムは、はるかに越えてるディテール感ですね。
組立てはHGよりは時間がかかりましたが、パーツが多いだけでとくに難しいところもなく、HGが組み立てできる人なら問題なく組めると思います。
MGは大きいものであって、難しいものではないということですね。
シール貼っていきます
MGガンプラには、リアルスチックデカールというシールが付属しています。
水につけたりする必要がなく、ただ台紙からはがして貼るだけのお手軽さです。
水転写デカールって初心者には難しいと思うので、これは親切ですね。
ガンダムの目の周りの黒いところ、パーツは色分けされていなかったのですが、ちゃんとシールがついていたので、貼るだけでガンダムの顔になりました。
説明書に指示してある番号のシールを、1枚1枚貼っていくだけです。
指で(細かいところはつまようじ等で)抑えるだけで、キレイに貼れます。
扱いやすさのためにそこそこ厚みがあるので、よく観察するとシールを貼ってあるなとわかってしまいます。でも、このお手軽さは圧倒的です。
必要ならばまったく同じデザインの水転写デカールを別売りで買えば良いだけですしね。
パーツの形にあった外形をしているものが多くて、1枚貼るだけでいくつものマークがセットで貼り付けられます。小さなシールを何枚も貼るより、余白が目立ちません。
シールを貼り終えました。
付属のシールは全部貼るわけじゃなくて、選択式になっていたり、好みで増減させたりしてOKです。
肩に貼るアムロのマークとかも準備されていますよ。(1年戦争でアムロのパーソナルマークがあったとは到底考えられないですが・・・)
完成!
MGガンダムver3.0、パチ組み完成です。
ニッパーで切って組立てて、付属のシールを貼っただけ。
塗装もゲート処理もしないで、ここまで完成度が高いガンダムが手に入るなんてスゴイですよね。
作っていて思ったのは、
「仮に全塗装で作るとしたら、塗装しやすいパーツ構成だな」
ってことです。
色分けしたいところは全部別パーツになっているので、塗装プランは立てやすいでしょうね。
あと、ダボ穴を処理して分解しやすく・・・なんてよく言いました。
今のガンプラはハメ合わせも緩めで、プラ素材自体も軟らかいので、何もしなくても楽に分解できます。ガンプラが進化すると基本が基本じゃなくなる。
プラモデル作りに慣れてくると、
「塗装するのが当たり前」
「塗装しないで作るのは手抜き」
と考えるようになってくる人は多いと思います。
でも、塗装しなくてもこれだけ出来が良いんだから、パチ組みで楽しむという選択肢はアリですね。
むしろ、ヘタに色彩センスのないオリジナル塗装をして、パチ組みより格好悪くなる人もいそう。(←自分か?)時間と苦労だけして・・・。
今度部分塗装だけやっていてもいいかもな~。
10年以上前のキットなのに、これ以上改良する余地のないようなガンダムですね。
かっこいいわ。
MGのガンプラは大きくてパーツが多いし難しそう・・・。
そう思っている初級者の皆さんは、それは間違いだとアドバイスしたい。
むしろ多少パーツ多くても、そのぶん組みやすいし色分け完璧だし、HGよりもっと簡単に、格好良い完成品を手にできるでしょう。
「ガンプラはパチ組みでも十分すぎるくらい格好良い」
また、ふだん手間暇かけて作ってる全塗装派でも、たまにはパチ組み楽しんではいかが?
全集中で楽しいけど、疲れる時ありますよね。
息抜きのはずのプラモデル製作、リラックスして手軽に楽しめる時間もいいものですよ。
それにはパチ組みで完成度が高いガンプラは最高です。