【プラモデル基礎用語】ポリキャップ

プラモ用語集
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ポリキャップとは

関節内部に仕込まれるポリキャップ

ポリキャップとは、プラモデルの関節部や接合部に使われる部品の総称です。

材質はPEポリエチレン

材質はポリエチレンという、プラスチックより軟らかい素材が使われています。

「ポリエチレンのキャップ」だからポリキャップです。

「どうしてキャップって言うの?」

と思うかもしれません。

昔はこんな形のポリキャップしかなかった

今でこそ様々で複雑な形状のポリキャップが作られていますが、昔は同じような形状のものしかなくて、主に上の2つだったと記憶しています。

右のほうは「キャップ」という感じがするから、それでかな?(すみません、不明です)

関節などの可動部に使われる

グレーのものがポリキャップ

ポリキャップは関節などの可動部に使われていて、

「接着なしで適度な保持力を発揮する」

もので、片方をポリキャップ、もう片方をプラスチックという組み合わせになっています。

ポリキャップのメリット

ポリキャップと組ませる相手はプラスチック

ポリキャップのメリットは、

  • 弾力性があり適度に関節を保持するので、プラモデルの関節をスムーズに動かせる
  • 劣化しにくく、長い間同じ保持力を発揮する

ことです。

たいていは、硬いプラスチックを軟らかいポリキャップに挿入するという組み合わせで、プラスチックはすり減らないし、ポリキャップも持ち前の弾力性でしっかりとプラスチックを包み込むように保持してくれるわけです。

ポリキャップがない時代

プラ同士の関節は劣化する

昔は、ガンプラにはポリキャップがありませんでした。

関節はオス・メスともプラスチック(同素材)だったので、

  • 最初は動きが硬く
  • 次第にすり減ってプランプランに

なっていました。

腕を上げても下へダラ~ンと下がるし、ポーズを付けられるのは完成した直後だけでした。

そのうちスポッと手足が抜け落ちたりしてね。

ポリキャップが初めて登場した時は、全モデラーが歓喜の渦でしたよ。