こんにちは、おらプラです。
HGザク・ハーフキャノンを、ファレホ筆塗り全塗装で作っています。
前回、筆塗りですべてのパーツを塗装し終わりました。
細かくパーツ分けされたHGは、塗装面ではとてもやりやすくて、助かっています。
「技術はなくても、根気があれば大丈夫」
と実感して、楽しく塗れました。
今回は、長ーい赤色のラインが特徴的な、シール貼りをやっていきます。
うまく貼れるでしょうか?
「これぞこのザクのチャームポイント!」とも言うべき赤のライン。
これがうまくいかないと、どうリカバリーしたらいいのかわかりません。
あと、ファレホウォッシュという塗料で、ウォッシングという工程にも挑戦してみました。
使った工具
ヘッドルーペ
水性塗料ファレホ(ファレホウォッシュ・ヨーロピアンダスト、ブラック)
タミヤ・デカールピンセット
クレオス・プレミアムトップコート(つや消し)
100均・紙コップ
100均・綿棒
シール貼り最大の難関・赤いライン
私がこのザクを作りたいと思った理由の一つが、
「赤いラインが格好いい!」
だったのですが、それは当然、難関として立ちはだかってきました。
こんなに細長いものを、曲面にうまく貼り付けるというのは、素人目にも難しいです。
角度とか場所とかビシッと決まる前に、クシャクシャになってしまいそう。
デカールピンセットでピリピリと剥がして、説明書をみながら場所合わせをしていきます。
土地柄?季節柄?静電気でシールがパーツに吸い寄せられて、場所ぎめがうまくできません。
静電気はしばらくすると収まることがわかって、そろそろと貼っていきました。
次は比較的短めの、腰のアーマーを貼ります。
それぞれのアーマーに貼られたラインが、一直線上になるようにしないといけません。
まず1枚を貼ってみて、それと同じ高さになるように、調整しながら貼っていきました。
余白の部分がどうしてもモールドにかかってしまって、浮いたようになる部分が出来てしまいました。
塗装技術があれば、塗装したほうがいいんだろうなあ。
シール貼りにも慣れてきて、いよいよ曲線に挑戦です。
「いったいどこを起点にすればうまくいくんだろう?」
と悩みましたが、やはりここも説明書の写真を信じて、貼り始めました。
ビヨーンと長いところが、静電気でパーツにピタッとなるし、それを剥がそうとしてシールを破りそうになるし、とにかく焦りは禁物です。
今回わかったのは、
- シールの曲線を信じろ!
- 起点だけは慎重に決める!
- 端から順番にシールまかせで貼っていく!
- なるようになる!
ということです。
こちらがあれこれ動かすとかえって気泡が入るので、起点だけを慎重に決めて、気泡が入らないように貼っていくと、ちゃんと貼るべきラインにおさまっていくのです。
シールの精度には驚くばかりです。
脚のシールは、35番と36番の貼り方がよくわかりません。
シールがどこで切れてるのかわからないのです。
おそらく、36番のシールを、前面の直線部分に合せて貼りはじめ、あとで35番をつなげていくしかないと思います。
もうこのあたりではバンダイのシールを信じ切っていますから、曲面に合わせることだけを考えて貼っていきます。
すると、ちゃーんとうまくいくんですよ、これが。(ちょっと最後重なっちゃったけど)
私、この時点でガッツポーズです。
「勝った!」
赤いラインを貼り終えた私にとって、その他の小さいシールは蚊トンボみたいなものです。
落ちろ!蚊トンボ!
いや、落ちたらアカン
貼るのをやめたシール
今回、貼るのをやめたシールが2箇所あります。
1つは、バックパックの白いマーキングシールです。
なぜかというと、後で付けるコの字形のパーツで隠れてしまうからです。
2つ目は、肩のトンガリアーマーに貼る22番のジオンマークと数字です。
けっこう幅広い面積のシールを、こんな球面に貼るのは難しいと考えました。
「たぶん、私の技術では気泡入って、剥がれそう」
と思ったんですね。
べつに、格好いいシールとも思えないしね(言い訳)。
私がこまめに記念撮影してるのは、どこの工程で失敗してアウトになってもいいように・・・です。
シールをトップコートで保護する
私の勉強の結果、シールを貼ったあとにウォッシングをする前にトップコートをしたほうがいいと書いてありました。
理由は2つ。
- ウォッシングによってシール(とくに水転写デカール)が剥がれる可能性があるから
- ウォッシングで塗料がシールの端っこに溜まって目立つのを軽減するため
だそうです。
相変わらずビシャビシャにしてしまいましたが、プレミアムトップコートなので大丈夫でした。
ウォッシング初挑戦!
それではウォッシングに初挑戦します。
ウォッシングとは、プラモ全体に同じ塗料を塗って、その後落としてしまいます。
そうすることによって、バラバラだった各カラーに統一感が生まれてリアル感が増すという技法です。
例えば土の色でウォッシングすると、土埃にまみれる土地で使い込まれた雰囲気になるということでしょうか。
ファレホウォッシュを使います
あらかじめ、ファレホウォッシュというウォッシング用塗料から、ヨーロピアンダストというカラーを準備しておきました。
ちなみに私はボークスのない地方都市に住んでいますので、通販であらかじめ使いそうなヤツを見定めてまとめ買いしています。
ですから、そのキットに合う合わないは直感まかせです。
まずはウォッシングというものがどういう感じなのか、実験台のFGガンダムに塗ってみました。
かなりシャバシャバしていて、薄めの塗料です。
すぐに拭き取るとほとんど落ちますが、時間をおくにつれて定着していきます。
時間の加減がノウハウなんだろうと思いました。
実際にウォッシングした違いを見てみます。
脚全体に適当に塗りたくってありますが、脚の2色をそれぞれ薄い茶色でコートした感じです。
やってみた感想
まだまだ私の経験値では、これがどういう効果をもたらしているか、正直判断できません。
良いのか悪いのかはわかっていなくて、変化したことだけは分かる程度です。
もっと強めに色を残したほうがいいのかもしれません。
ファレホでスミ入れ
続いて、ファレホのブラックでスミ入れをやっていきます。
やっぱりスミ入れ苦手です
以前、ウェザリングカラーを使ってやっていたときは、専用塗料だけあって、スミ入れが比較的簡単でした。
塗料を置くと、スッと流れてモールドが埋まっていく感じでした。
今はすべてファレホでやりたいと試行錯誤しているので、なかなかうまくできません。
ファレホとスミ入れの関係
ファレホをどのくらい薄めればモールドに流れるのか?
筆に含ませる量の加減。
私は、スミ入れが苦手です。
自分では今最大の課題ですね。うまくなりたいものです。
動力パイプなどは、スミ入れと言うより普通に筆でなぞって塗っていたような感じです。
ウォッシングとスミ入れは、とても綿棒を消費します。
次回はウェザリングして完成!
無事に赤いシール貼りを乗り越え、ウォッシングも破綻せず、スミ入れも耐えて、なんとか形になりました。
この時点で、私的には
「これ、ほんとうに自分で作ったのか?」
と思えるほど、うまくいってます。
次回は最終回、ウェザリングをほどこして、完成発表です。
もう少しお付き合いください。