こんにちは、おらプラです。
以前、初めての戦車模型ということで、タミヤのドイツ軽戦車38tを作りました。
タミヤさんの精巧な技術で、ガンプラしか作ったことがないような私でも、なんとか作れて嬉しかったのを覚えています。
今回、2つめの戦車模型を作りたくなって、タミヤさんのカタログから物色しました。
今回作るのは、フランスの軽戦車でR35というものです。
ドイツとかアメリカの戦車にはない独特(?)の迷彩塗装
に一目惚れしちゃいました。
戦車に詳しくない自分としては、かなり多数の戦車が「似たりよったり」に見えてしまうので、どうせ作るのならばと、個性的なものに興味がわくようです。
「ジャケ買い」みたいなものですが、実際に自分にどこまで塗装できるかは未知数でした。
製作方針
キット
たくさんあるタミヤの戦車模型のなかで、このキットを選んだ理由をもう少し詳しく。
- 上でも書いたように、フランスの独特の迷彩模様が気に入った
- 初心者でも安心のタミヤさんの模型で、しかも新しめなので更に安心
- コンパクトで可愛らしいスタイルが気に入った
- 後ろに乗り込んだ兵士のフィギュアのポーズがいい
- ドイツとフランスの戦車の違いも感じられる?
迷彩塗装に関しては、同じフランスのソミュアというのも似たような色合いで迷いましたが、こっちのR35のほうが最終的に好みに合いました。
1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 1/35 フランス軽戦車 R35
どう作る?
今回のR35は、迷彩塗装の美しさに惹かれて買いました。
なので、改造は一切行わないで、説明書通りに組み立てて塗装をメインに楽しみます。
塗装はいつものとおりファレホ筆塗りで行います。
迷彩塗装の境界の細ーい黒線は、コピックの墨入れペンでやってみることを思いつきました。
また、サビや退色表現などの汚し加工は「かな~り軽め」にするようにして、迷彩塗装を前面に押し出して棚に飾りたいなと考えてます。
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
タミヤ・デカールピンセット
ヘッドルーペ
神ヤス
マイクロセラブレード
ピンバイス
開封
箱は軽戦車だけあってとっても小さめです。
箱絵を見てもホレボレしますが、
「ちゃんとこういうふうに塗れるか?」
と不安でしたね。
開封すると、ランナーが4枚、それとは別に立体的な砲塔パーツが1つ。
デカールとポリキャップが付属しています。
タミヤのキットは、組み立て説明書と別に、車体の解説がついてきます。
「その車体の歴史やどういう特徴があるかなど、勉強になるんだよなあ」
と、それっぽく語ってますが、じつはあまり熟読はせず、現物の写真などを眺めるだけ。
戦車好きや歴史好きには貴重な資料だと思います。
いつか読むよ(←)
素晴らしいのは、塗装カードに詳細に迷彩塗装の指示があることです。
上下左右、前後から見た絵が載っているのですが、これがないとパッケージの絵だけでは塗れなかったと思います。
組み立て開始!
それでは組み立てていきます。
前回の38tのときに驚いたのでわかってはいましたが、タミヤのパーツは完璧にピッタリくるので、初心者でも心配ありません。
ガンプラのようにダボとダボ穴なんてなくて、平面と平面を直着けするのに、ちゃんと収まるべきところに収まるんですよ。
接着剤を少なめに塗って位置決めして、位置が決まったら、流し込み接着剤をチョンチョンと追加して補強します。
組んでしまえばさらにガッチリです。
このR35は、車体下側は鉄板の組み合わせで、車体上部と砲塔は鋳造で作られたものだそうです。
そのため、上部には鋳造表現(凸凹)が刻まれていて、アクセントになっています。
「パテで鋳造表現をもっと強調する?」
と考えましたが、上手にできる自信もなく、今回は塗装が目的なのでやめておきました。
いくら組み立てやすいタミヤとはいえ、そこは大人のスケールモデル?ですから、ピンバイス(1.2mm)で穴あけすることが、当たり前のように指示されています。
穴をあける場所は裏側にちゃんと指示があるので、簡単に開けることができます。ただ、ピンバイスがないと作れないことに変わりはありません。
戦車っぽくなってきました。
手のひらにのる大きさですが、リベットやパネル表現など、描写が細かいので満足感あります。
転輪を作る
転輪はほとんど固定制ですが、前輪だけはポリキャップで回転するようになっています。
これは履帯(キャタピラ)を組むときに調整出来るように、前輪を回転させるためです。
38tのときもこうだったので、タミヤの戦車は基本こういう作りなのでしょう。
こういう心遣いのおかげで作りやすいんだよね。
転輪(戦車のホイール)は、面倒ですが合わせ目をしっかり消したいポイントです。
難しい作業ではないのですが、数があるから大変なのよ、数が。
個人的に多数の繰り返しはキライです。
大型の戦車になるとそのぶん転輪の数がすごいので、私が小型の車両を好むのはそういうこともあるんです。
この戦車R35を見たときに、迷彩塗装の次に特徴として目に入ったのが、サスペンションの形でした。
転輪2つをサンドする形でパーツを併せ、上のようなサスペンションユニットになります。
アームの先にゴムっぽいショックアブソーバー(芋虫のようなところ)がありますので、ここが伸縮して衝撃を吸収するんでしょうね。
なんかおしゃれ。
履帯の組み立て
さて、次は履帯(キャタピラ)の組み立てですが、これに関しては別記事にしました。
前回の38tのとき、履帯を組み立てると履帯の奥などが塗装しづらく、困りました。
そのあとで調べると、
「戦車の履帯は、ロコ組みかC組みにするのが常識」
と言うことを知りました。
それに挑戦してみたのですが、興味のある戦車初心者の方は参考にしていただければと思います。
残りの組み立て
めんどくさい履帯が無事に終われば、あとは車体に細かいパーツを着けて「味付け」していくだけです。
予備タイヤ、ジャッキ、排気管などを指示通りにつけていきます。
どんどんリアルに、格好良くなっていくので楽しい時間です。
開封のときにも書きましたが、この戦車は砲塔は鋳造製で一体成型です。
パーツを張り合わせる方式だとまずいので、1パーツになっているんですね。
合わせ目消しで鋳造表現が消えてしまうことがないので、初心者でも安心。
ハッチは開閉で選べますが、フィギュアを乗せたいので当然ハッチは「開」でしょう。
フィギュアのポーズもこの戦車のチャームポイントですから。
タミヤのフィギュアは合わせ目ピッタリで、ポーズが崩れてしまうことがありません。
何度も言いますが、タミヤはすごい。
組み立て完成
以上、組み立てが終了しました。
接着していないパーツもあって、牽引ワイヤー、スコップ、斧などは、迷彩塗装の邪魔なので最後に載せます。
本当は後部の予備ホイールも後付けにするべきでした。今後作る方は検討してください。
コンパクトな車体に短い砲塔。鋳造性の丸っこい砲塔部。魅力的な兵士のポーズ。ユニークなサスペンション。
迷彩塗装が目的で作ったのですが、塗装前でもかなり可愛らしく気に入りました。
次回は塗装です
次回は、塗装に入ります。
- サーフェイサー
- ファレホ筆塗り迷彩塗装
- コピックで迷彩をふちどる
という流れでやっていきます。
次回もどうぞお付き合いください。