こんにちは、おらプラです。
HGギャンをファレホ筆塗りメタリック塗装で製作しています。
目指すは西洋騎士の鎧っぽいイメージです。
前回は後ハメ加工などの小改造を行いまして、いよいよ塗装準備が出来上がりました。
使った道具
ヘッドルーペ
神ヤス
筆各種
水性塗料ファレホ(使用色については後述します)
自作ウォーターパレット
紙コップ
クレオス・プレミアムトップコート
ギャンのメタリック塗装レシピ
今回はすべて、ファレホのメカカラーのメタリック塗料を使って、筆塗り塗装しました。(モノアイは除く)
私は調色(塗料を混ぜ合わせてちょうどよい色を作り出すこと)は出来ないので、販売されているものから、近い色を使うだけです。
ギャンは青と水色の機体ですが、今回は西洋騎士の鎧っぽくするイメージなので、銀色(ライトスチール)を選びました。
外装(青い部分) | メタリックブルー |
外装(水色の部分) | ライトスチール |
関節部・装甲裏 | ダークスチール |
関節部・シールド | ブロンズ |
シールドの赤い部分 | メタリックレッド |
モノアイ部分 | ブラック |
メタリック塗装って難しい印象ですが、
- ファレホはそもそも筆ムラ出来にくい優れた塗料
- メカカラーのメタリック色がお気に入り(キレイ・塗りやすい)
ので、
「筆塗りでも簡単にメタリック塗装出来るかも?」
と思ったのがきっかけです。
関節部の塗装
塗装1色目は、関節部やシールドに使う「ブロンズ」です。
「ゴールド」にしようかなと思ったのですが、少し落ち着きのあるほうがいいかなと思ってブロンズをチョイスです。
金色系(黄色系)は一番隠蔽力が弱い色らしいですが、予想通り苦戦します。
下地の色が丸見えですが、ここで焦ってはいけません。なるべく薄くを心がけて、乾いて重ね塗りを繰り返すのです。私にも少しずつ分かってきた筆塗りの基本極意。
シールドは成型色が似ているのでわかりにくいかもしれませんが、かなりスケスケです。ここも焦らず重ね塗り。
2回目からは、1回目の下地があるので、一気に見栄えがよくなります。3回から4回くらいで仕上がりました。
ファレホは下地塗装を決して溶かさないので、重ねれば重ねるほどキレイになっていきます。だからこそ、薄く薄くを心がければいいというわけです。ラッカーじゃこうはいきません。
ファレホは20分ほどで塗り重ねが可能になるくらい乾燥が速いので、他のパーツを縫っている間に最初に塗ったパーツが乾燥するでしょう。テンポがいい。
シールドは3回目でキレイになりました。
ただ、(言ってる矢先に)やや焦って塗料を厚めにしちゃったので、少し筆ムラが見えますね。失敗。
関節部はブロンズとダークスチールの組み合わせで塗装しました。
ダークスチールは今までもかなり使ってきて、隠蔽力が強いですし、とてもキレイになるのでお気に入りなんです。
肩の中に入るパーツで、スキマから見えるところも関節とみなして同じ色を塗っていきました。
塗装し終わった関節を組み合わせると、こんな感じになりました。
なかなかいい感じだと思いましたが、はたして本体に組み込んだときにマッチするのかどうかは不安でした。
関節部のダークスチールで、装甲の裏やシールドのミサイルなども塗りました。
あまりたくさんの色を使うとまとまりがなさそうに思ったので、色数は少なめに統一しました。今回買ってあった他の色(オールドゴールド、カッパー、スチール)は使わずじまい。また今度出番があるでしょう。
合わせ目消しが必要なところ
このHGギャンには、合わせ目消しが必要なところが3箇所ありました。
1つは頭部の側面で、これは後ハメ加工を施したので、すでに消してあります。
残りの2つは、
- 手首の周囲
- ふくらはぎの下部
なのですが、こちらは塗装した関節部を挟み込んでからでないと消せません。
そこで、関節部を組み込んで接着して、ムニュッとさせます。
その際に、関節部の周囲は後で塗ると、関節部にはみ出しそうなところですから、先に周辺を塗っておきました。上の写真のように。
脚の合わせ目消しは曲面で難しかったです。ちゃんと消えたか、きれいに整っているか、自信はありません。
外装の塗装
今回、ギャンの水色の部分は、西洋騎士の鎧のような銀色で塗装します。
選んだのはメカカラーのライトスチールです。他にやや濃い目のスチールという色もあったのですが、思い切って明るくしてみました。スチールは鉄っぽく、ライトスチールはアルミっぽい印象なので、
「軽く見えたら嫌だけど・・・」
と心配でしたね。
ライトスチールという色は初めて使いましたが、明るいシルバーなのに塗りやすかったです。
「いやいやキミ、全然汚いじゃないか」
と言われるかもしれませんが、私のような初級者にとっては、他の塗料での銀色メタリックに比べると、これでもキレイに塗れてるほうなんですよ。
一番良いのは、メタリック特有の粒子(?)にバラツキがないことだと思います。全体的に同じようなギラツキ具合に塗れるんですよね。
本来青い部分は、メタリックブルーで塗装しました。
このあと塗るメタリックレッドもそうでしたが、赤とか青とか黄(金)とかのものは、隠蔽力がやや弱いです。銀色系がどれも素晴らしく強いということなのでしょうが、比べると劣ります。
もちろん、塗り重ねることによってキレイになるのですが。
胸の部分は、ダクトだけダークスチールで塗りました。
シールドの塗装
シールドの赤い部分はメタリックレッドです。
老眼には、成型色の赤と塗装のメタリックレッドの差がわかりにくいので、塗るときは苦労しました。
「ちゃんと塗れてるのか?」
と思いながら、4度ほど塗り重ねました。
実物で見ていると「これで塗れたかな?」と思って塗装をやめたのですが、写真で見るともう少し重ねたほうが良かったですね。
「こういうところって、エアブラシとかスプレーって塗りやすいんだろうな」
と思いながら塗ってましたよ。
メタリック塗装というもの自体が、ギラギラとうるさいものだと思っていますから、なるべく色数が少なくするように、メタリック塗料は全部で5色使いました。
ワンポイントでカッパーなどを使ってみようかなと考えていたんですが、結局やめておきました。
センスのある人ならうまくまとめられるんでしょうが・・・。
塗装終了
塗装が終わったので、飾るポーズを決めました。
私はプラモで『ブンドド』(最近知った言葉。ブーン、ドドドーと遊ぶ様子から)しないおっさん(笑)なので、ポーズ決めたら固定してしまうのが好きです。
関節部に接着剤を流し込んでしまうんです。
ポーズが崩れませんし、ガッチリ固まって扱いやすいんですよね。
ガンプラも、今回のように塗り分ける場合と、ポーズ固定してから見えるところだけ塗る場合と、両方アリだと思ってます。
最後にプレミアムトップコートをスプレーして完成とします。
今回はメタリックを強調したくて、スミ入れや汚しは一切やりませんでした。
「ファレホのメカカラーのメタリックをメインに使って、なにかギラついたものを作りたい」
という思いつきで、今回HGギャンを作ってきました。
個人的には、予想以上にギャンにはマッチしたと思っていまして、お気に入りとなりました。
次回は
次回は最終回として、撮影した完成写真を見ながら、キットのことや製作のことを振り返っていきたいと思います。
最後、どうぞお付き合いください。