こんにちは、おらプラです。
- (前々々回)ゲート跡の処理
- (前々回)関節を中心に簡単な部分塗装
- (前回)人生初のスミ入れ
と作業を進めてきました。
これまでの作業を、効果の大きさだけで評価しますと、
- パーツをヤスる・・・小
- 部分塗装・・・小
- スミ入れ・・・大
と感じています。
前回お話しましたとおり、私はスミ入れが苦手ですが、それでも効果は絶大だと思いました。
「練習してうまくなるやりがいがある」
と思います。
さて今回は、付属してきたデカールを貼って、つや消しトップコートというのをスプレーします。
これで「簡単フィニッシュ」というガンプラの仕上げ方が最後となります。
うまくいくといいのですけど。
作業工程
デカール貼り
付属のデカールを説明書通りに貼り付けます。
ちなみに水転写デカールではなく、ふつうのシールです。
つや消しトップコート
塗装を保護するため、透明な保護膜を作る「トップコート」というのをスプレーします。
今回の場合、ほとんど塗装はしていませんが、ガンプラ全体をつや消しにすることによって、
プラモデルっぽくない質感
になるそうです。
使った道具
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
タミヤ・デカールピンセット
クレオス・プレミアムトップコート(つや消し)
ノーマルタイプの水性トップコートというのもありますが、こちらのほうが上位互換ということです。スプレー1缶150円(400円と550円)くらいの差なので、ケチるところではないかなと。
デカール貼り
水転写ではありません
私が子供の頃、デカールといえば水転写デカール(水に浸して貼るもの)が一般的でした。
その他は一般的なシールで、台紙から剥がしてそのまま貼れるタイプでした。
シールは余白が透明ではなくて、いかにもシールを貼りましたという感じでしたから、プラモデル作りには使われていなかった記憶があります。
ところが、このガンプラに付いてきたものはシールでありながら余白が透明なので驚いてしまいました。
これなら簡単に、しかも格好良く貼れるかも!
デカールは、説明書に詳しく貼る場所が指示されています。
番号を探しつつ、丁寧に貼っていくだけです。
台紙から外してそのまま貼り場所へ持っていき、押さえつければいいのですが、なにしろ細かいです。
ハッキリ言って、老眼の私には何を書いてあるかわかりません。
私はデカールの意味など考えず、ただ貼っていくだけです。
そこっ! そこっ! そこかっ!
正確にキッチリ貼ることは難しかったので、
左右(上下)対象ならOKとする
と割り切って貼りました。
困ったところ
私が困ったところがあります。
このデカール方式は、簡単に作業できるのがいいのですが、余白が水転写デカールより大きめだと思います。
例えば上の図のように、文字や数字は当然平面に収まるのですが、余白がはみ出して宙に浮く場所があるんですよね。何か所か。
なんとかデザインナイフで余白をカットしてみたんですが、面倒だったのですぐにやめました。
カットしている最中に、ダメにしてしまったデカールもありましたので、無理しないほうがいいだろうと思いました。
みなさんはどうしているのだろう?
小さな「注意マーク」などはある程度適当でもいいですが、比較的大きめの文字は生命線ですよね。
両肩の2つのデカールは、慎重に行いました。
また、私の貼り方がヘタなだけかもしれないんですが、このデカールは余白が透明とはいえ、やっぱり見えますね。
私、水転写デカールは子供のときから苦手ではなかったので、ちょっと残念でした。
トップコートをスプレーする
私は家庭の事情で、エアブラシやスプレー塗装は許されていません。
ですから、塗装は筆塗りしか出来ないわけですが、「透明で色をまき散らさないトップコート」だけは、屋外でやるという条件で認めてもらいました。
絶対に外でやるから!
とりあえず・・・許す!
トップコートというのは、
- 塗装を透明な層でおおって、保護する
- 表面のツヤを統一させてプラモデルっぽい質感をなくす
ために行うそうです。
トップコートの準備
パーツごとに分けたほうが、塗りムラが出来ずに良いみたいです。
ですが今回、全部組み上げたままスプレーします。
外が寒いので、手っ取り早く終わらせたかったからです。
ガンダムの股間を目玉クリップではさむと、ちょうどよい持ち手になりました。
それでは外へレッツゴー。
トップコートやってみた
寒さをこらえて大急ぎでスプレーしてきましたが、全体的にベッタベタに塗ってしまいました。
シールドがやや薄めになりましたので、比較するのにちょうど良いかと思います。
「どのくらい塗れば正解なのか、どんな感じになるのか」
わからないからです。
トップコートの結果
1日感想させた結果、次のようになりました。
ベッタベタだったところは、乾燥すると信じられないくらいにキレイにつや消しになっていました。
やや薄いかと思われたシールドも、キレイにつや消しになっていました。
ベッタベタのところと、差がわかりません。
もうひとつ、塗装が筆ムラになっていたバックパックですが、トップコートをすることで、多少ムラが軽減されたように思います。
トップコートにはそういう効果もあるようですね。
あと、背中の部分ですが、うまくスプレーが当たらなかったらしく、トップコートがまだら状になっていました。
奥まったところなので、しっかりとスプレーが届かなかったのでしょう。
これは痛いミスでしたが、いい勉強になったと思うことにします。
だから部位ごとに分けたほうがいいってことなんだな
トップコート1回目にして、わかったような結論を言うわけにはいきません。
ただ、
- ベッタベタに塗ってもキレイになる
- 多少少なくともキレイになる
- 少なすぎるとまだらになる
ということが実験できました。
つまり、私の作戦としては、
「トップコートは、ちょっと多すぎるぐらいまで、ベッタベタにスプレーしたほうがベター」
でいきます。
名付けて「ベッタベタがベター」作戦
・・・恥を知れ!俗物が
次回は「簡単フィニッシュ」完成披露です
デカール貼り、そしてつや消しトップコートが終了しました。
これで、HGガンダムORIGIN版「簡単フィニッシュ」製作が完成となります。
未体験の新しいタイプのデカール。
つや消しトップコートという魔法。
読んでいただいた方にはおわかりかと思いますが、私は30年ぶりにガンプラ再開したド素人です。
いきあたりばったりも、失敗もたくさんありました。
「それでもこれくらいには仕上がるんだな」
「自分もやってみようかな?」
というふうに、なまあたたかく見てもらえばと思います。
次回は「簡単フィニッシュ」完成披露はこちらです。