こんにちは、おらプラです。
今回、初めてのRG(リアルグレード)のガンプラを作りました。
RGというグレードは自分が子供の頃にはなかったのですが、1/144という小さなスケールながら、完璧を追求した色分け・パーツ分け、そして可動範囲を楽しめるシリーズです。
今回選んだのは量産型ザクで、2011年に発売されていることからRGの中では初期にあたるものです。
最新鋭のキットと比べると古いのですが、もっと古い時代しか知らない私にとっては、おそらく驚愕の世界だろうと期待して製作しました。
製作方針
キット
2011年のキットということで、11年前になります。
レビュー等を読むと、現在のバンダイ最新キットから比べると見劣りするものの、古すぎて価値がないというものでもなさそう。
簡単に手に入りますし、ザクというガンプラを代表するベース機体なので言うことなしでしょう。
どう作る?
今回いつものようにファレホ筆塗りで全塗装しますが、事前にポーズを固定して塗装してみます。
「え?もったいない!」
と言われるかもしれませんが、
「ザクにどうしても取らせたいポーズがある」
というのが今回RGに手を出した理由です。
HGでは出来ないポーズで、RGの関節じゃないと不可能だと思ったのです。
ポージングの詳細は次回になりますが、じつはRGでも無理なポーズだと後で気づいたのでした。
使った道具
タミヤ・薄刃ニッパー
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
開封
組み立てるだけで、ほとんど箱絵そのものの色分けで完成させることが出来るので、当然パーツ数は多いです。
以前作ったHGザクの2倍はありそうですね。
ザクの動力パイプが、1コマ1コマ別パーツだというのは、知ってはいましたが驚きでした。
「すげえ、ここまでやる?」
と、世の中から10年遅れて驚いてます。
最終的にせっかくの色分け成形が無駄になってしまいますが、とりあえずは素組みしてRGというものを味わってみます。
組立開始
RGグレードの基本構造として、関節を含んだ内部フレームに、装甲などを取り付けていくようになっています。
驚きなのは、内部フレームが1パーツになっていることが多く、なぜか関節まで付いているのです。
意味がわからない(笑)
プラスチック成形の基本知識はあると思ってるのですが、どうやったらこんな成形が出来るのか驚くしかありません。
先程の内部フレームに装甲パーツをいくつか付けると、ザクの足首が完成。
脚の内部フレームも当然のように1パーツで、装甲を付けていきます。
塗装なしでも仕上がるように、色分けが想定されているところは、すべて別パーツになっています。
RGということで難しいのかと思いきや、組立自体は細かいものの難しいという箇所があるわけではありませんでした。
RGの関節は、例えば膝を曲げていくと腿の装甲板が分割されてズレることで、ふくらはぎと腿裏がくっつくほど曲がります。
そうそう、この関節が欲しかったんです。
制約なく、ポーズが好きなようにつけられるでしょう。
ザクのチャームポイントの1つ動力パイプですが、ランナーからパーツを切り離さずにスプリングを差し込んで、その後パーツを切り離すことで簡単に動力パイプが完成します。
ゲート跡の処理が面倒なのが欠点。
子供の頃からたくさんのザクを作ってきた身としては、
「子供の頃はこういう動力パイプに憧れたなあ」
と感慨深いものです。オッサン世代はみんなそのはず。
初心者泣かせといえば、ザクの丸い肩アーマーの合わせ目消しですが、RGに関してはまったく必要ありません。
胴体はコクピットハッチが開閉します。
操縦席のシートが一応形作られていますので、今回は開けた状態を活かしたいと思います。
頭部は、モノアイ周辺がクリアパーツになっています。
素組みを完成させて感じたのは、とにかくパーツ分割の徹底ぶりでした。
素組み派はもちろんこれで十分な色分け完成品として満足でしょうし、塗装派にとっても、マスキングする必要なく色分け塗装できるので親切だと思います。
「RGは細かいぶん、HGより細かい色分け塗装は簡単」
なのかもしれません。
面倒そうですが・・・
通常ですと、塗装する場合はこれを一度バラして、パーツごとに塗装して組み立て直すのがセオリーでしょう。
今回私がやってみたいのは、先に固定ポーズを作ってから塗装する手順なので、このままポーズを作って固定していきます。
次回は
次回は自分が作りたいポーズを取らせて、その状態で接着していきます。
それから下地塗装を筆塗りしていくことになります。
RGというキットに対してもったいない作り方だと思うのですが、どうしても一度やってみたいと興味がわいた方法です。
どうぞゆるい気持ちでお付き合いくださいませ。