こんにちは、おらプラです。
私は水性塗料ファレホを使って、筆塗りによるプラモデル作りを楽しんでいます。
もともとはラッカー塗料を使ったのですが、臭いと頭痛に悩まされ、安全安心な塗料へ移行したのです。
ファレホは素晴らしい塗料というのは、皆さんご存知だと思います。
ファレホの基本的な特徴と使い方、そして使ってみてのノウハウ的なものをまとめてみました。
もちろん、欠点もあります。
「これからファレホを使ってみたい」
とお考えの人に、参考になれればと思います。
ファレホとは?(容器サイズ他)
ファレホ(vallejo)は、スペインで生まれた水性塗料です。
水性塗料はラッカーやエナメルの塗料と違って溶剤を含まず、安全で安心なことは昔から知られています。
でもそのぶん、「塗料としての性能はやや落ちる」というのが常識でした。
それを覆した塗料が、ファレホやシタデルという高級水性塗料だったのです。
安全面はそのままに、発色の良さをあわせ持つということは、昔では考えられないことです。
ファレホは世界中のモデラーから「奇跡のカラー」と呼ばれているらしいですよ。
ファレホの特徴
それでは、具体的にファレホの特徴を見ていきましょう。
色数が超豊富
日本でも水性塗料が見直されて、少しずつ種類が増えてきています。
でも、
「水性塗料はまだカラーが少なくて・・・だから移行できないんだよなあ」
と思う人も多いでしょう。
いっぽう、ファレホのカラーは「とてつもない」数です。
モデルカラー | 208色 | パンツァーエース | 48色 |
モデルエアー | 252色 | メカカラー | 42色 |
ゲームカラー | 113色 | ゲームエアー | 51色 |
その他 | 100以上 | 合計800色(種類)以上! |
※同じ色で用途違いも含みます。
カタログを見ると、他メーカーなら自分で色を混ぜて作るしかないような、ニッチな色もそろっています。
その他、プライマーやコート剤、ウォッシング専用塗料など、多種多様です。
はっきり言って、ファレホでない色はないんじゃないでしょうか?
そもそも800種類も色知らないよ(笑)
臭いがしない
ファレホは、ほとんど(むしろ全く)臭いがしません。
私のように家族がいらっしゃる人には、とくに喜ばれることだと思います。
私は家族の反対でファレホを使い始めましたが、同じ部屋で塗装してても気づかれないくらいですよ。
うん、これは本当に気づかないんだよね
筆洗いがラク
ファレホは水性ですから、乾燥してしまうまでは水で筆が洗えます。
私は紙コップに水を入れておいて、使った筆はそこに入れてます。
いちいち溶剤で洗って置いておく必要がないんです。
ラッカーだと放置するとすぐに筆がダメになってしまいますし、シンナーも揮発してなくなるので、めんどくさいですよね。
水が汚れたら、台所で新しい水に変えるだけ。
乾燥が早い
ファレホは、乾燥がとても早いです。
ラッカーに匹敵、もしくはそれ以上です。
次から次へと重ね塗ることが出来るのですが、それは、プラモデル作りの待ち時間が少ないことになりますから、ストレスがなくなります。
もう一つ、完全乾燥という性質もあるのですが、ここでは省略します。
後述の別記事に詳しく書きましたので、そちらも参照ください。
基本ツヤ消しです
ファレホは基本的にすべてツヤ消しです。
一部のメタル系カラーや、蛍光カラー、特殊カラーはのぞきます。
これは、ガンプラやミリタリー系のプラモデルを作る人にとっては便利です。
反面、車やバイクなどピカピカ系の人には不便でしょうか。
もちろん、上からツヤありコーティングをすることで、ピカピカにもなるはずです。(私はツヤ消し派なので未実証)
重ね塗りOK
ファレホは、違う色を上から重ねても、下地が溶け出すことはありません。
ラッカーは下地が溶け出して色が混ざってしまう性質(いわゆる「塗装が泣く」)がありますが、ファレホは混ざらないので重ね塗りが楽ちんです。
※後述の別記事「乾燥について」で詳しく書いています。
色を混ぜるのがラク
これはファレホの特徴とは言えないかもしれませんが、ファレホはパレットに少しずつ出して使うので、いくつかの色を混ぜながら塗装するのが、簡単です。
キッチリ混ぜるというより、グラデーション的な使い方になります。
(ちょっと私のレベルでは手法の名前がわかりません)
もちろん、ラッカー塗料のように完全に混ぜることもできます。
入手性について
ファレホの欠点は、入手性が悪いことです。
といっても、買おうと思って買えないわけではなく、買う時にはボークスの通販サイトがメインになり、送料と時間がかかるのです。
ボークスの通販は、発送も遅く送料が毎回800円かかるので、買う時はまとめ買いするほうがいいですよ。お近くにボークス直営店がある人がうらやましいです。
アマゾンなどでも扱いはありますが、すべての色が手に入るかと言われると疑問です。
※後述の「ファレホのコスパについて」をお読みください。
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ファレホの蛍光色について
あまり縁がなかったのですが、蛍光カラーというのを使ってみました。
ちゃんと発色するキレイな蛍光色ですし、筆塗りでもOKでした。
ファレホおすすめですよ
私はすっかりファレホでプラモデルライフを楽しませてもらっていますが、まだまだ知らないカラーシリーズも多いですし、技術なんてまだまだありません。
でも、ファレホを使い出してから、家族の反対もありませんし、なにより筆でペタペタやるのが楽しくてしょうがないのです。
迷ってる人がいたら、ぜひ一度お試しください。