こんにちは、おらプラです。
HGUCズゴックを「スジ彫り初挑戦」をテーマに製作しています。
前回はモノアイを自由に動かせるように改造をしました。
今回はいよいよこのキットのメインターゲット「新規スジ彫り」に挑戦する様子をお伝えします。
失敗続きで、やり方もかなりお粗末だと思います。
本来なら公開したくないような恥ずかしい内容ですが、
「初級者はこんなやり方してるのかよ!」
と、同レベルの人には反面教師、上級者の人には失笑のネタになるのを覚悟で書きます。
これでも自分的には「うまく出来たつもり」なんですけどね(笑)
使った道具
タミヤ・デザインナイフ
ヘッドルーペ
神ヤス
クレオス・ラインチゼル(0.15mm、0.2mm)
デジタルノギス
タミヤ・精密ピンバイス
100均・瞬間接着剤
使ったパーツ
どちらも、遠距離にあるプラモ屋へ出かけたときに、使うあてもなく買いだめしておいたものから使いました。
通販あるとはいえ、田舎人にとっては買いだめ大切なんですよ。
私のスジ彫りについて
読んでもらえればわかりますが、私のスジ彫りはかなり目分量で、正確に寸法が出るやり方ではありません。
実際、左右で微妙に違ったりしてしまってます。
初級者の方は、間違ってもこれが正しい方法とは思わないでください。
「こんなやり方でも、この程度には出来るんだな」
ぐらいに思ってくださいね。
よろしくおねがいします。
頭部のスジ彫り
ガイドテープの貼り方
まずは、頭部にスジ彫りをします。
最初に、中央の柱から左右同じ距離に、デジタルノギスで傷をつけました。
この傷を起点にしてスジ彫りのガイドテープを貼っていきます。
だいたいのデザインは頭にありますが、寸法は適当です。
ですから、傷をつけた起点と、なにか目印を結ぶようにガイドテープを貼るつもりです。
ミサイルの穴の端と、起点を両方通るように、ガイドテープを貼ることにしました。(ただしテープのサイドが違います)
目で見た感覚なので、厳密に言えば左右は違うと思います。
テープもまっすぐ貼れているとは限りませんしね。
同じように穴の端を目印にしてガイドテープを貼りまして、準備完了です。(写真はすでに彫っています)
ガイドテープを外すと、やはり微妙に左右で違います。
でも、パッと見ではわからないと思うので良しとしましょう。
ミスった!
じつはここでミスっていまして、一度ツルッとズレてしまいました。
それ以上深くならないように注意して彫り続けましたが、最後にはなんとか修正しなければいけません。
スジ彫り修正してみます
ネットで調べて、スジ彫りの修正には瞬間接着剤がいいということがわかりました。
紙の上に出して、つまようじで傷に盛っていきます。
私は100均の物を使いましたが、透明で見づらいんですよこれが。
なんでも黒い瞬間接着剤というものがあるらしいのですが、今度買おうかなと思っています。
乾燥したらヤスっていきます。
とてもうまくいったのではと思っています。
これを1回目にして、ズゴック全体で何箇所も同じ失敗をしました。
そして、毎回同じ修正方法をやりました。
とても面倒なので、スジ彫りを丁寧にミスなくやれるようになりたいものです。
いつか、ですね。
後ろ側にも似たようなデザインでスジ彫りをしました。(サイズは違います)
頭部は目立つので、大きな破綻がなく作業終了できてホッとしましたね。
腕部のスジ彫り
腕には四角形のボックス状のスジ彫りをしたいと思います。
最初にマスキングテープを全体に貼り付けました。
余分なところをカットして、パーツの形状に合わせます。
そうしたらマスキングテープを剥がして、0.3mmのプラ板に貼り付けました。
このプラ板をスジ彫りのガイドテープの代わりにするためです。
テープに、スジ彫りしたい形状を考えて下書きをしました。
「中」じゃないですよ(笑)
真ん中の線は中心線です。
0.3mmのプラ板は、デザインナイフで簡単に切れますので、下書きに合わせて切り抜きました。
大きいままですとパーツに合わせにくいので、手頃な大きさにカットしました。
パーツの端に合わせる上面だけは正確に切って、残りは適当です。
パーツの端とプラ板の端、パーツの中心線とプラ板の中心線を合わせて、瞬間接着剤でくっつけます。
ここを合わせないと、左右の腕で違ってしまいますからね。
え?接着してしまっていいの?
瞬間接着剤ってプラを溶かさないので、キレイに外せるんだってさ
プラ板のガイドは硬いので、ガイドテープよりミスがなく彫れます。
しかも、ガイドの外側を彫るのは難しそうですが、ガイドの内側を彫るのはいいですね。
はみ出しの可能性がないので気楽なんです。
スジ彫りが終わったら、プラ板とパーツの間にデザインナイフをそっと差し込みます。
なるほど、簡単に外れます。
パーツに少しだけ瞬間接着剤の跡が残りますが、ヤスると簡単にキレイになりました。
「瞬間接着剤ってこういう特徴があったんだ~」
これ、プラモデル趣味の人しか知らない知識だよたぶん。
腰部のスジ彫り
腰の左右に彫りたいので、左右で同じになるようにガイドテープを貼りました。(目分量)
このガイドテープは幅が3mmですので、1枚貼って両側にスジ彫りをすると、3mm幅の2本線になります。
プラ板のあとでやると、ガイドテープはけっこう柔らかく感じます。
力入れすぎなんでしょうね。
あまりきれいな直線にならないんです。未熟です。
次は腰の後側にスジ彫りを彫ります。
どうせ塗装すると見えなくなるので、マジックで中心線を書きました。
「自分は下手だから、なるべくプラ板でやったほうが間違いない」
と思いましたので、ここもプラ板のガイドを作って、貼り付けました。
ところが、調子に乗って彫っていると、ズレてしまいました。
上の写真の向かって右側の線が、2重になっているのがわかると思います。
スジ彫りは油断すると駄目ですね。はあー、疲れる。
脚部のスジ彫り
脚部のスジボリは、一番凝った形にしようと思いました。
上半身に比べると下半身があっさりとしている印象ですので、下半身をディテールアップ!
腕でうまくいったので、同じガイドを脚部にも使うことにしました。
なんとかの一つ覚え
そうしたら、次にガイドテープを貼って、またもや3mm幅の2本線を引くことにします。
パーツの角度が変わるところは、ラインチゼルの刃の当たる角度が変わってしまうので、要注意でした。
要注意っていうか、ズレてるし
最後に、脚の両サイドに、上の写真のようなガイドテープを貼って、スジ彫りします。
デジタルノギスで測りながら、その場その場で貼っていきましたので、細かい寸法は忘れました。
「だいたい」左右同じに見えると思います。
こんな感じになりました。
本体のスジ彫り
ここのプラ板ガイドで
私の腕では
「プラ板のガイドを作ったほうがうまく出来る」
と、この頃にはわかってきました。
本体のスジ彫りにも、こういうガイドを作って彫ることにしました。
面倒なようで、結局このほうが時間も節約できる感じでした。
胸にこのようなラインを描きます。
同じプラ板を裏返して、左右両方に使いますと、全く同じになるはずです。
ただ、貼る場所が目見当(印は付けてるけど)なので、正確には違いますけど。
またもミス発生!
ところが、このプラ板をデザインナイフで剥がすときに、間違ってパーツをえぐってしまいました。
「あちゃー、やってしまった!」
パテで埋めるのが正解なのでしょうが、1mm厚のプラ板でディテールアップとして隠すことにしました。
災い転じて福となす・・・となるかどうか。
順番はちょっと前後しますが、本体のサイドに、別売りパーツのバーニアを付けました。
WAVEさんの長方形バーニアです。
背中バーニアのスジ彫り
最後に背中のバーニア(?)をスジボリします。
上写真のパーツにはすでに全周にスジ彫りが彫ってあります。
「まったくズレずに、左右完全に同じ高さで、しかも簡単に」
彫れたのですが、これは長くなるので別記事にしていますので、そちらを御覧ください。
そこに追加で縦のラインを2本追加しました。
塗装のときに縦のラインは塗り分けるつもりです。
バーニアの縦ラインと、脚部の縦ラインが統一感があっていいんじゃないか?
そう思ったのですが、塗装後のお楽しみということで。
ちょっとした改造ですが、コトブキヤの改造パーツ・プロペラントタンク丸が手元にあったので、そのパーツを付けることにしました。
このノズルのようなパーツのダボピンをニッパーで切ると・・・
ぴったりとはまったんです。
水陸両用のノズルとして正しいかどうか不明ですが、付けてみることにしました。
ピンバイスによる穴あけモールド追加
スジ彫りが終わりましたが、最後にもうひと工作追加していきます。
ピンバイスで要所要所に穴モールドを開けていくのです。
「絶対に失敗しないし、手軽にディテールアップできる最強の手段」
と、みなさんがおっしゃっています。
やってみたのですが、たしかにカッコよくなったように思いました。
「穴モールドは鈍角の部分に開けろ」
とアドバイスをもらったので、そこだけは気をつけてやりましたが、どうですかね?
次回は塗装
以上、初めてのスジ彫りをやりました。
正直な感想を言えば、
「スジ彫りはガイドするのも、彫るのも疲れるし、好きではない!」
です。
でも、たしかにディテールが増えて、見栄えが良くなるんですよね。
上手に出来るようになれば、嫌じゃなくなるのかなと思いますが。
さて、次回は筆塗り塗装に入ります。
スジ彫りを活かすためにも、しっかりと塗っていきたいと思います。