こんにちは、おらプラです。
プラモデルでは完成度をアップさせるために、デカールやシールを使うことがあります。
パーツの色分けでは表現できない場所をシールで色分けしたり、塗装では書きづらい細かい文字やマークなど、いろいろな使われ方をします。
今回はガンプラだけに焦点をしぼって、使われているデカール・シールの種類を一覧表にし、特徴などをまとめてみようと思います。
ガンプラ独自の名称もあるので、けっこうあるんです。
ガンプラのデカール・シール類
ホイールシール
ほとんどのガンプラについてくる、基本のシールの一種。
台紙からはがして貼るだけのお手軽なもの。
成型色では再現出来ていない色分けを目的としています。
ベースがアルミホイルのような金属的な光沢をしているのが一番の特徴です。
マーキングシール
主に部隊名とかナンバーとか、矢印や注意書きなど、プラモの情報量をアップするために貼るシールです。
ホイールシールが、厚めの素材なのに対し、マーキングシールはやや薄めで目立たない素材で出来ています。
背景が透明で、文字やマークだけを見せることが出来るのが特徴です。
これも台紙からはがして貼るだけのお手軽なシール。
リアリスティックデカール
RGとMGだけに付いてくることがある、マーキングシールのアップグレード版です。
基本的にはマーキングシールなのですが、
- 一部にメッキがされていて金属っぽい表現ができる
- 大量で全部貼るとすごい情報量で完成できる
という特徴があります。
マーキングシールと同様、台紙からはがして貼るだけです。
大量に準備されている事が多くて、貼るのに根気が必要ですが、そのぶんカッコいい。
ドライデカール
MGについてくることが多い(最近は減ってる?)デカールです。
透明シートの裏面にインクが印刷されていて、上からゴシゴシと擦り付けることで、インクだけが転写されます。
デカール・シールと違って、インクだけが残るので、
「なにか貼ってあるな」
という段差がないのが最大の特徴です。
貼るのはコツが必要で、失敗するとアウトの一発勝負。
水転写デカール
「みずてんしゃデカール」といいます。
すべてのプラモデルのデカールとして、一番メジャーなものでしょう。
ガンプラ以外でデカールと言えば、水転写デカールのことを指します。
水につけてデカールをはがし、台紙からスライドさせて貼ることから、スライドデカールとも呼ばれます。
とても薄くて乾燥するととても密着します。
貼るのにコツが必要ですが、慣れてしまえばやり直しや修正も可能で、ドライデカールのような一発勝負ではありません。
プラモデルを長く続けていくと、最終的には水転写デカールに行き着くことになります。
ガンダムデカール
マーキングシールやリアリスティックデカールがキットに付属していても、上級者はそれでは満足できません。
台紙から剥がして貼るだけのシールは、お手軽な反面、厚くて目立つという欠点があるのです。
そこで、別売りの水転写デカールが準備されているのですが、それはガンダムデカールと言う名前でバンダイから発売されています。
「普通はキット付属のマーキングシールを使って仕上げてね。でも、もっとこだわりたい人はガンダムデカールを買って貼ってもいいですよ」
ってことです。
裏返せば、水転写デカールがプラモデルでは「最上」と言うことになりますね。
ガンプラ版デカール一覧表
名称 | 貼り方 | 厚み | 難易度 | 特徴 |
ホイールシール | 貼るだけ | 厚い | 簡単 | 色分け再現 |
マーキングシール | 貼るだけ | 中 | 簡単 | マークや番号など |
リアリスティックデカール | 貼るだけ | 中 | 簡単 | ↑の贅沢版(RG・MG) |
ドライデカール | ゴシゴシ転写 | 超薄い | やや難 | MGに付属 |
水転写デカール | 水につける | 薄い | 難 | リアルさを追求 |
ガンダムデカール | 水につける | 薄い | 難 | ↑の別売り版 |
ガンダムデカールは、汎用とは別に各機体専用セットがあります。
超便利。