こんにちは、おらプラです。
HGUCズゴックを「スジ彫り初挑戦」をテーマに製作しています。
前回はモノアイを自由に動かせるように改造をしました。
今回はいよいよこのキットのメインターゲット「新規スジ彫り」に挑戦する様子をお伝えします。
失敗続きで、やり方もかなりお粗末だと思います。
本来なら公開したくないような恥ずかしい内容ですが、
「初級者はこんなやり方してるのかよ!」
と、同レベルの人には反面教師、上級者の人には失笑のネタになるのを覚悟で書きます。
これでも自分的には「うまく出来たつもり」なんですけどね(笑)
使った道具
タミヤ・デザインナイフ
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/knife099-160x90.jpg)
ヘッドルーペ
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/kakudaikyou099-160x90.jpg)
神ヤス
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/godyasu099-160x90.jpg)
クレオス・ラインチゼル(0.15mm、0.2mm)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/linetizer099-160x90.jpg)
デジタルノギス
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/digitalmeter099-160x90.jpg)
タミヤ・精密ピンバイス
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/02/pinbice099-160x90.jpg)
100均・瞬間接着剤
使ったパーツ
どちらも、遠距離にあるプラモ屋へ出かけたときに、使うあてもなく買いだめしておいたものから使いました。
通販あるとはいえ、田舎人にとっては買いだめ大切なんですよ。
私のスジ彫りについて
読んでもらえればわかりますが、私のスジ彫りはかなり目分量で、正確に寸法が出るやり方ではありません。
実際、左右で微妙に違ったりしてしまってます。
初級者の方は、間違ってもこれが正しい方法とは思わないでください。
「こんなやり方でも、この程度には出来るんだな」
ぐらいに思ってくださいね。
よろしくおねがいします。
頭部のスジ彫り
ガイドテープの貼り方
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6303.jpg)
だいたいこのぐらいかなー
まずは、頭部にスジ彫りをします。
最初に、中央の柱から左右同じ距離に、デジタルノギスで傷をつけました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6304.jpg)
ここにちょこっと
この傷を起点にしてスジ彫りのガイドテープを貼っていきます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6308.jpg)
起点と穴の端っこを
だいたいのデザインは頭にありますが、寸法は適当です。
ですから、傷をつけた起点と、なにか目印を結ぶようにガイドテープを貼るつもりです。
ミサイルの穴の端と、起点を両方通るように、ガイドテープを貼ることにしました。(ただしテープのサイドが違います)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6309.jpg)
要は左右同じに貼れればいいので
目で見た感覚なので、厳密に言えば左右は違うと思います。
テープもまっすぐ貼れているとは限りませんしね。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6326.jpg)
こちらも穴の端を目印に
同じように穴の端を目印にしてガイドテープを貼りまして、準備完了です。(写真はすでに彫っています)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6329.jpg)
ガイドテープを外しました
ガイドテープを外すと、やはり微妙に左右で違います。
でも、パッと見ではわからないと思うので良しとしましょう。
ミスった!
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6331.jpg)
よれてしまうんだよなあ
じつはここでミスっていまして、一度ツルッとズレてしまいました。
それ以上深くならないように注意して彫り続けましたが、最後にはなんとか修正しなければいけません。
スジ彫り修正してみます
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6332.jpg)
瞬間接着剤がいいみたい
ネットで調べて、スジ彫りの修正には瞬間接着剤がいいということがわかりました。
紙の上に出して、つまようじで傷に盛っていきます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6333.jpg)
透明で見づらい・・・
私は100均の物を使いましたが、透明で見づらいんですよこれが。
なんでも黒い瞬間接着剤というものがあるらしいのですが、今度買おうかなと思っています。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6348.jpg)
乾いたらヤスる
乾燥したらヤスっていきます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6349.jpg)
うまくいった!
とてもうまくいったのではと思っています。
これを1回目にして、ズゴック全体で何箇所も同じ失敗をしました。
そして、毎回同じ修正方法をやりました。
とても面倒なので、スジ彫りを丁寧にミスなくやれるようになりたいものです。
いつか、ですね。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6334.jpg)
後ろ側も似たようなデザインで
後ろ側にも似たようなデザインでスジ彫りをしました。(サイズは違います)
頭部は目立つので、大きな破綻がなく作業終了できてホッとしましたね。
腕部のスジ彫り
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6374.jpg)
腕にマスキングテープを貼って
腕には四角形のボックス状のスジ彫りをしたいと思います。
最初にマスキングテープを全体に貼り付けました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6375.jpg)
余ったところをカット
余分なところをカットして、パーツの形状に合わせます。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6376.jpg)
テープを剥がしてプラ板に
そうしたらマスキングテープを剥がして、0.3mmのプラ板に貼り付けました。
このプラ板をスジ彫りのガイドテープの代わりにするためです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6377.jpg)
スジ彫りたい形状の下書き
テープに、スジ彫りしたい形状を考えて下書きをしました。
「中」じゃないですよ(笑)
真ん中の線は中心線です。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6379.jpg)
下書きにそって切り抜きました
0.3mmのプラ板は、デザインナイフで簡単に切れますので、下書きに合わせて切り抜きました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6381.jpg)
大きいと使いにくいので手頃な大きさに
大きいままですとパーツに合わせにくいので、手頃な大きさにカットしました。
パーツの端に合わせる上面だけは正確に切って、残りは適当です。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6382.jpg)
端のラインと中心の2つを合わせて
パーツの端とプラ板の端、パーツの中心線とプラ板の中心線を合わせて、瞬間接着剤でくっつけます。
ここを合わせないと、左右の腕で違ってしまいますからね。
![奥さん](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213339.jpg)
え?接着してしまっていいの?
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
瞬間接着剤ってプラを溶かさないので、キレイに外せるんだってさ
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6384.jpg)
プラ板のガイドはいいですね
プラ板のガイドは硬いので、ガイドテープよりミスがなく彫れます。
しかも、ガイドの外側を彫るのは難しそうですが、ガイドの内側を彫るのはいいですね。
はみ出しの可能性がないので気楽なんです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6386.jpg)
デザインナイフを差し込むと簡単に取れます
スジ彫りが終わったら、プラ板とパーツの間にデザインナイフをそっと差し込みます。
なるほど、簡単に外れます。
パーツに少しだけ瞬間接着剤の跡が残りますが、ヤスると簡単にキレイになりました。
「瞬間接着剤ってこういう特徴があったんだ~」
これ、プラモデル趣味の人しか知らない知識だよたぶん。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6388.jpg)
いいねえ~
腰部のスジ彫り
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6336.jpg)
適当にガイドテープを貼りました
腰の左右に彫りたいので、左右で同じになるようにガイドテープを貼りました。(目分量)
このガイドテープは幅が3mmですので、1枚貼って両側にスジ彫りをすると、3mm幅の2本線になります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6339.jpg)
ガイドテープはもう少し固いほうが使いやすいなあ
プラ板のあとでやると、ガイドテープはけっこう柔らかく感じます。
力入れすぎなんでしょうね。
あまりきれいな直線にならないんです。未熟です。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6342.jpg)
よし!
次は腰の後側にスジ彫りを彫ります。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6398.jpg)
腰の後ろに中心線を書きました
どうせ塗装すると見えなくなるので、マジックで中心線を書きました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6402.jpg)
そこにやはりプラ板のガイドを
「自分は下手だから、なるべくプラ板でやったほうが間違いない」
と思いましたので、ここもプラ板のガイドを作って、貼り付けました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6403.jpg)
彫れた!
ところが、調子に乗って彫っていると、ズレてしまいました。
上の写真の向かって右側の線が、2重になっているのがわかると思います。
スジ彫りは油断すると駄目ですね。はあー、疲れる。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6405.jpg)
まあ、よしとしましょう
脚部のスジ彫り
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6391.jpg)
次は脚部のスジ彫りですがやはり中心線を
脚部のスジボリは、一番凝った形にしようと思いました。
上半身に比べると下半身があっさりとしている印象ですので、下半身をディテールアップ!
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6394.jpg)
腕で使ったガイドを流用します
腕でうまくいったので、同じガイドを脚部にも使うことにしました。
![おらプラ](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213334.jpg)
なんとかの一つ覚え
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6396.jpg)
これ、ほんと使いやすいわ
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6413.jpg)
次はガイドテープ
そうしたら、次にガイドテープを貼って、またもや3mm幅の2本線を引くことにします。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6414.jpg)
どうですかね?
パーツの角度が変わるところは、ラインチゼルの刃の当たる角度が変わってしまうので、要注意でした。
![奥さん](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/01/in257830106301101213339.jpg)
要注意っていうか、ズレてるし
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6472.jpg)
脚の両サイドにこういう形を
最後に、脚の両サイドに、上の写真のようなガイドテープを貼って、スジ彫りします。
デジタルノギスで測りながら、その場その場で貼っていきましたので、細かい寸法は忘れました。
「だいたい」左右同じに見えると思います。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6475.jpg)
じつはここも何箇所も瞬着で修正しました
こんな感じになりました。
本体のスジ彫り
ここのプラ板ガイドで
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6417.jpg)
こんなガイドを作りました
私の腕では
「プラ板のガイドを作ったほうがうまく出来る」
と、この頃にはわかってきました。
本体のスジ彫りにも、こういうガイドを作って彫ることにしました。
面倒なようで、結局このほうが時間も節約できる感じでした。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6420.jpg)
接着!
胸にこのようなラインを描きます。
同じプラ板を裏返して、左右両方に使いますと、全く同じになるはずです。
ただ、貼る場所が目見当(印は付けてるけど)なので、正確には違いますけど。
またもミス発生!
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6422.jpg)
腹がえぐれた!
ところが、このプラ板をデザインナイフで剥がすときに、間違ってパーツをえぐってしまいました。
「あちゃー、やってしまった!」
パテで埋めるのが正解なのでしょうが、1mm厚のプラ板でディテールアップとして隠すことにしました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6428.jpg)
意外といいでしょ?
災い転じて福となす・・・となるかどうか。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6364.jpg)
前後しますが
順番はちょっと前後しますが、本体のサイドに、別売りパーツのバーニアを付けました。
WAVEさんの長方形バーニアです。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6366.jpg)
こんな感じです
背中バーニアのスジ彫り
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6464-1.jpg)
背中バーニア
最後に背中のバーニア(?)をスジボリします。
上写真のパーツにはすでに全周にスジ彫りが彫ってあります。
「まったくズレずに、左右完全に同じ高さで、しかも簡単に」
彫れたのですが、これは長くなるので別記事にしていますので、そちらを御覧ください。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/samehight099-160x90.jpg)
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6469.jpg)
そこにさらにプラ板ガイドで縦ライン追加
そこに追加で縦のラインを2本追加しました。
塗装のときに縦のラインは塗り分けるつもりです。
バーニアの縦ラインと、脚部の縦ラインが統一感があっていいんじゃないか?
そう思ったのですが、塗装後のお楽しみということで。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6406.jpg)
この改造パーツの一部
ちょっとした改造ですが、コトブキヤの改造パーツ・プロペラントタンク丸が手元にあったので、そのパーツを付けることにしました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6409.jpg)
このパーツ
このノズルのようなパーツのダボピンをニッパーで切ると・・・
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6412.jpg)
すぽっとはまった!
ぴったりとはまったんです。
水陸両用のノズルとして正しいかどうか不明ですが、付けてみることにしました。
ピンバイスによる穴あけモールド追加
スジ彫りが終わりましたが、最後にもうひと工作追加していきます。
ピンバイスで要所要所に穴モールドを開けていくのです。
「絶対に失敗しないし、手軽にディテールアップできる最強の手段」
と、みなさんがおっしゃっています。
やってみたのですが、たしかにカッコよくなったように思いました。
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6488.jpg)
脚部
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6490.jpg)
足首
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6492.jpg)
腕と脚のじゃばら
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6496.jpg)
本体
![](https://oremoplamo.com/wp-content/uploads/2021/03/OVRD6497.jpg)
頭部
「穴モールドは鈍角の部分に開けろ」
とアドバイスをもらったので、そこだけは気をつけてやりましたが、どうですかね?
次回は塗装
以上、初めてのスジ彫りをやりました。
正直な感想を言えば、
「スジ彫りはガイドするのも、彫るのも疲れるし、好きではない!」
です。
でも、たしかにディテールが増えて、見栄えが良くなるんですよね。
上手に出来るようになれば、嫌じゃなくなるのかなと思いますが。
さて、次回は筆塗り塗装に入ります。
スジ彫りを活かすためにも、しっかりと塗っていきたいと思います。